Throwable PanoramicBall Camera - 投げた頂上で360x180°瞬撮するパノラマカメラ...あれ?どっかで聞いたことがあるような...

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先週ぐらいから、様々なネットメディアで情報が席巻していたので、既にご存知の方も多いかと思います。
情報をキャッチした当初に載せようかなと思いましたが、一通り出尽くしたところで、情報の整理とボクなりの見解をお話してみようと思っています。


Throwable Panoramic Ball Camera // Jonas Pfeil
http://jonaspfeil.de/ballcamera

何はともあれ、撮影してる風景をご覧頂きましょう。

作者のJonas Pfeil氏が、ベルリン工科大学の学位論文を元に立ち上げたプロジェクトの成果がこのプロダクトです。

球状に均等配置された36ケの2メガピクセル携帯電話用カメラセンサーは、焦点がパンフォーカスで固定され、データが1本のUSB端子から出力することが出来ます。

本製品のキモは、投げ上げた時の頂点部を内蔵のジャイロセンサーで検知し、その瞬間に全てのカメラのシャッターを切ることが出来るというところ。頂点部は当然静止していますから、周りが動いていない限り写真がブレることはありません。やっていることは何となく想像できますね。回路の設計は面倒そうですが。

YouTubeに上がっている映像から、スクリーンショットを撮った画像がコレ。
パノラマプレイヤーは独自開発ということですが、カメラの位置をガッチガチに固めて、画像間ブレンドを一切していないのがよくわかります。でも、各カメラの露出やホワイトバランスが微妙に違うので、ココはやっぱり、30枚分を個別出力して、PTGuiProとかAutopanoGigaとかhuginとかPanoweaverとかに持って行った方が、高品質な高解像度データが得られると思うんですけどね〜...どうなんでしょ?(知ってるのかな?知ってるでしょうね?)


でもね、それより何より、この"投げて撮る"ってコンセプト、どこかで聞いたこと無いですか?
このブログを以前より読んで下さっている方は、もしかしたら思いついているかもしれません。

そう、あのデザインコンペで入賞した作品に、そっくりなんです!


QTVR Diary : 2007/09/21 : triops - キュートなデザインの気軽なフルスクリーンパノラマガジェット
http://pencil-jp.net/weblog/archives/2007/09/triops.html

こちらは、魚眼レンズ3発による360x180°全方位撮影を可能にしています。
この質感からは創造も出来ませんが、どうやら大きさは握りこぶしもよりもふた周りぐらい小さいらしく、携帯ストラップの先についててもおかしく無い感じな程の様です。
欧州では非常に有名なプロダクトデザインコンペ「Braun Prize」の2007年度最終選考に選ばれるだけある完成度です。
こちらはセルフタイマーを使って撮っているので、写真そのものの品質はそんなに高くないように思われますが、この「投げる」という無謀な遊び行為で撮る写真そのものが作品になると思うと、それで良いのかなぁと思います。
但し残念ながら、こちらもプロジェクトとしては継続しているようですが、未だ製造販売には至って居ないようです。
詳細は、作者のfranziska faoro氏、彼女自身のポートフォリオサイトに載っています。

franziska faoro


とまぁ、"考えることはみんな一緒"ってことが言いたかったんですが、今回のプロダクトを見ると、工学的設計がしっかり成されているところに、リアリティを感じます。あとは部品調達&組み上げコストとマーケットが合致するかどうか、という感じがしないでもないです。

但し、ここで注意が一つ。

このプロダクト、写真がとってもキレイに撮れているので、見惚れてしまうようなデザインですが、表面の緑色は緩衝剤のスポンジブロックを適当に切って貼り合わせただけだと思われます。従って、実機は自分たちが予想する以上に"チープ"だと思いますよ。これがそのまま製品化されたらと思うと...ボクはもしかしたら、買わないかも。(それこそ、上記のfranziska faoro女史にデザインをお願いしたらイイのに!)

ちなみに、2011年12月12日〜15日に香港で開催される「SIGGRAPHASIA2011 HONG KONG」に出展されるそうです。

Throwable Panoramic Ball Camera - Emerging Technologies | SIGGRAPH ASIA 2011 HONG KONG

現時点では試作段階だと思いますので、実機を見る機会は滅多に無いと思います。
「QTVR Diary -OFFLINE- in TOKYO #3」の2日後ですが、香港に行かれる方、特にSIGGRAPHASIAに行かれる方は、ぜひ見て来て下さい!

あ、ここ数日でTwitterアカウントがサイトに掲載されていました。こちらで更新情報などが掲載されています。興味がある方は、こちらもチェックしてみては如何?

Ball Camera (ballcamera) on Twitter


最後に余談ですが、上のYouTubeの映像に使われてたBGMにもヒトコト。
聞いての通り、日本人アーティストです。映像ラストのクレジットのところに出て来ますが、IZCYさんって人の曲です。下記のサイトでCCライセンスしています。他の曲も良質なものが多いので、ぜひ聞いて下さい。そしてこうしたCCでの提供をして下さるアーティストさんのお陰で、こういうプロモーション映像が盛り上がるんだということも、少しだけアタマの片隅に入れて上げて下さいね。

IZCY/ADO:インディーズ楽曲配信サイトwacca
IZCY/Wonderland:インディーズ楽曲配信サイトwacca



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