東日本大震災の被災地で撮り続けられるGigaPanによる超高解像度パノラマのアーカイブ

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東日本大震災が起こってから、既に半年以上経っています。しかし未だに数多の困難が立ちはだかり、復興までには非常に長い時間がかかると思われます。
初動が遅く批判も大きかった政府ですが、ここにきてようやく体制が整って来たのか、復興支援の大枠がぼんやりと見えて来たような気がします。

そんな中で、政府が把握してる数字をしっかりと発表出来る場として開設されたのが、3.11復興支援情報サイト「助けあいジャパン」です。


助けあいジャパン
http://tasukeaijapan.jp/

この活動の中には「情報レンジャー」部隊が存在していて、被災地のボランティアセンターや仮設住宅など様々な施設を巡回して、要望や生の声を拾い、それをまとめてサイトに掲載することを目的としている人たちがいます。
もちろん彼らの仕事の中には、写真や映像を撮影して、その時その場所のアーカイブを遺すこともしているのですが、そんな中でただ写真を撮るだけでなく、パノラマ撮影をされているというのです...しかも、ギガピクセルで!

この情報レンジャーの皆さんが発行するオフィシャルブログに、そんな記事が、ちょうど震災発生から半年を迎える9月10日に載っていましたので、ココにご紹介したいと思います。


現地からのレポート <助けあいジャパン>: 気づきを共有するみんなのパノラマ写真「ギガパン(GigaPan)」
http://genchi.tasukeaijapan.jp/blog/2011/09/gigapan-e5b9.html

撮影機材は、超低価格ながら簡素なUIで誰でも容易に超高解像度パノラマ写真用データが撮影できるモーターマウント「GigaPan」。このブログでも何度もご紹介していますので、ご存知の方も多いかと思います。


Gigapan Systems Online - Introducing the Gigapan Epic Imager
http://gigapansystems.com/

国内では、マップコンシェルジュ株式会社が正規輸入代理販売店となっていますので、円建てで気軽に購入することが可能です。

GIGAPAN フィールドガジェット 道先案内人 GPSコンシェルジュ

撮影やスティッチの指導などは、マップコンシェルジュの古橋大地さんが念入りに指導されたそうです。古橋さんと言えば、ボクも被災地パノラマを提供させて頂いた、首都大学東京准教授の渡邉英徳さんのプロジェクト「3D Photo-Overlays of The Japan Earthquake」(詳しくはこのブログの過去の記事「被災地フォトオーバレイ - GoogleEarthで展開するもうひとつの被災地写真アーカイブ」参照のこと)にも、ギガパンで撮った超高解像度データを提供されていて、"同志"とも言えるお方です。未だお目にかかったことが無いのですが、以前渡邉先生と一緒にいらした時に、SkypeでTVチャットをさせていただく機会がありました。とっても気さくで好感が持てるお二人でした。

その甲斐あって、非常に質の高い、しかも現地で常に居続けている人の目線でしか語れないアーカイブが、多数撮られています。

Inforanger 311 : gigapan: user profile

特に印象的なのは...


gigapan: 宮城県:女川町:おながわコンテナ村商店街(9/11)
http://gigapan.org/gigapans/87073/

女川町に建てられた、仮設商店街。
もともと女川にあった商店が津波被害で営業できなくなってしまったところを、こうした仮施設で店舗営業までこぎつけた様です。
復興までまだまだ時間がかかるものの、こうして一歩一歩着実に前に進んでいるところを見ると、とっても嬉しく思いますし、勇気づけられます。
ボクらのような西日本に居る者にとっては、未だに実感が沸かないという声を多数聞く今回の大震災ですが、それでも十数年前の阪神淡路大震災の恐ろしさも知っている訳で、そういった意味では、人ごととは思えなかったりもします。
今後も微力ではありますが、継続出来る支援をしていければと思っています。皆様もどうか出来うる限りのご協力を、よろしくお願いします。

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