被災地フォトオーバレイ - GoogleEarthで展開するもうひとつの被災地写真アーカイブ

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2010年度文化庁メディア芸術祭アート部門最終選考作品に選ばれ、Yahoo!Japanインターネットクリエイティブアワード2010CreativeHack賞を受賞した「Nagasaki Archive」プロジェクトの長でもある首都大学東京准教授の渡邉英徳さんから先日メールを頂き、今回の「Japan Pano-Journalism」で撮影してきたパノラマVRコンテンツを、彼が今構築しているプロジェクトに掲載したいという依頼を受けました。ボクの大本の依頼主でもある「360cities」のJeffrreyMartin氏の快諾も得て、昨晩掲載していただきました。まずはご覧下さい。


Photo-Overlays of "The Aftermath in Japan" from New York Times and Others + 360 degrees panoramas
http://shinsai.mapping.jp/photooverlays.html

彼のブログにも、簡単な解説が載っています。こちらも参照して下さい。

360度パノラマ画像を「被災地フォトオーバレイ」に追加しました #jishin | wtnv.studio

本コンテンツをブラウザで見るには、GoogleEarthプラグインが必要です。ぜひダウンロードして見て下さい。

このサイトは、被災地の写真をGoogleEarth上にオーバーレイ(上乗せ)して見せています。
震災直後より写真アーカイブを多数公開していたNYタイムスを始め、ロイター、共同、AP、EPAなど多くの海外報道機関の写真を掲載しています。
そこに、岩手だけではありますが、パノラマVRコンテンツが載った事で、資料性がより高まったんじゃないかなと思いますが、如何でしょうか?

さて、実際に見てみましょう。
オレンジ色の球をダブルクリックすると、ズームしていって球の中に入り、パノラマVRとして閲覧することが出来ます。

右上にカーソルを持って行くと、オリジナルUIが表示され、今、画像のどこを見ているのかが分かります。このUIは思いもしませんでした。外から見た方ならではの表現方法ですね。感心しました。

右上の「写真を終了」ボタンをクリックすると、自動でズームアウトしていき、マップに戻ります。
また、そのままズームアウトしても大丈夫です。

すると、GoogleEarth上ではこんな球状になって表示されているのが分かります。

...これ、このブログを古くから読んでる方は、もしかしたら!って思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
そう、地図系ブログで世界的メジャーな「Digital Urban」のAndy氏こと、ロンドン大学のAndrew Hudson-Smith博士の作った「Google Earth Panorama Viewer」にそっくりです!

□ QTVR Diary : 2006/12/23 : Google Earth Panorama Viewer
□ QTVR Diary : 2007/01/17 : チュートリアル和訳「Google Earth Panorama Viewer」

真似たわけではないようですが、考える事は皆一緒ということで、ココに落ち着くのでしょうね。
渡邉さんのSecondLifeやPhotosynthの仕事は、Andy氏も何度かブログで紹介されているようで、既にご存知の様子。

まさにワールドワイドに活躍されてる方の仕事の一端に携わらせて頂き、本当に光栄でした。
そして元Web屋として、こういう非常に先進的なクリエイションを作る方にマッシュアップしていただけることに、本当に喜びを感じています。
世界中に発信するためのツールとしてのInternetのあるべき拡散方法を模索していましたが、まさかクリエイティブな方向で体言していただけるとは思いもしませんでした。

パノラマVRコンテンツは、印刷メディアではなくデジタルメディア上での、インタラクティブなソースです。
そして更に現在はソーシャルメディア/ソーシャルネットワークの時代です。転載されてこそ、その威力を発揮します...というのがボクの持論です。
価値あるべき姿に形を変え、そしてよりスマートに人の心に染み入る姿に再構築されるこのフローこそ、今のインターネットのありのままを映し出してるのではないでしょうか?
他のクリエイターの方も大歓迎!どんどんボクのコンテンツを使ってマッシュアップして下さい。

ぜひ皆さんもご覧いただきたいと思います。
まずは見て、感じて下さい。
そして、各々が伝えられる方法で、色んな方に拡散していただけたら、とても嬉しく思います。

震災の惨状を伝えるこれらの写真やパノラマVRコンテンツだけでは、どうしてもネガティブな印象だけになってしまうので、弁解ではありますが、ボクの言葉をUSTREAMで配信した番組で、ポジティブにも捉えて頂けたらと思います。

人はとっても強いです。
逆境に立たされても、それに立ち向かう勇気や知恵、そして優しさや慈悲が備わっています。
今回ボクが出会って来た人たちは、みなそんな方ばかりでした。
逆にボクの方が泣きそうになってしまうほど(実際、ウルっと来ること頻発しました!)、励まされる事ばかりでした。
被災者の想いのほんの数%でも伝えられるメディアであれば良いなぁと、日々思いながら、今月はこの活動を中心にお送りしていきたいと思います。

昨日の「UstToday」に引き続き、今日は「関西ウォーカーTV」に出演します。今週末のはイベント登壇、さらに来週の23日(土)の大阪と25日(月)の京都でのイベントが待っています。皆様に声で伝えられることを有り難く思うと共に、これらのイベントに参加させていただく機会を作って下さった関係各位の皆様に、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

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