【取材レポート】第22回 ファインテック ジャパン

  • comment:0
  • | trackback:0

ただいま東京に来ております。
実は木曜日に横浜で撮影の仕事があって、土日はデジタルガレージさんでイベント2連チャンで登壇し、その間の金曜日がちょうど空いていたので、そのついでに、東京ビッグサイトで本日まで開催されていた、FPD業界世界最大の国際商談展と唱っている「第22回 ファインテック ジャパン」に行って参りました。


第22回 ファインテック ジャパン - 液晶、有機EL、タッチパネルなど、FPDに関するすべての技術が一堂に!
http://www.ftj.jp/ftj/

でまぁ、ココでは様々なディスプレイ関係の業界動向を伺うことが出来るわけですが、パノラマVR屋として非常に気になるのは、タッチセンサディスプレイでしょうか。超巨大スクリーンに映し出されるパノラマVRコンテンツを両腕を回しながら、グリュングリュンするのは、快感の何ものでもないですよね、ネっ!(って、納得させてどうする?)

2009年12月にアップルストア銀座で開催した「QTVR Diar -OFFLINE- in TOKYO #2」でも、タッチセンサディスプレイのデモをしていただきましたが、まだまだ業界に浸透していないご様子。デモブースの全てにパノラマVRコンテンツが登場するような業界にしないとイカンと思ったりするワケで、今回はほぼ全てのブースに、こんなコンテンツをどんどんデモで使って下さいよ!ってアピって来ました。

さらに、非常に興味深い、未来に繋がるようなタッチセンサディスプレイも見つけて来ましたので、ココでご紹介したいと思います。
時間の都合上、3時間ぐらいしか居られなかったんで、全てを見て回った感はさすがに無いので、もしかしたら抜けてるかもしれませんが、自分の中での非常に個人的な一押しなので、参考にしてみて下さい。


まずは(株)ミクロ技術研究所の開発した"曲がるガラスフィルム"ディスプレイのマルチタッチ技術搭載型「aimic」。

上が拡大写真ですが、グニャグニャに曲がってるガラスが皮膜のようになってますが、ココにマルチタッチ層を構造化することが出来る様です。
かなりビックリですが、ガラスなのでモロそうな感じもします。今は24インチモニタ相当までしか作成できないそうですが、こんなの技術革新で何とかなりそうな気もしますね(ガラス素材なので、どうしようもないかもしれまんが)。
ガラスなので三次曲面は無理ですが、2次曲面ということならば、扇形のマルチタッチディスプレイでしょうか。ならば、VR用ヘッドアップディスプレイとかはイイかもしれませんね...いかがでしょう?


お次は(株)イーアイティーによる、290インチ対応のタッチセンサー。

2頂点(左右角)カメラセンサー方式なのですが、その幅が290インチモニタ相当まで広がったのだそうです。いやぁ、すごい時代になりました。
対応ディスプレイのサイズに合わせて様々な製品を用意されているようです。センサー方式は平面板状ディスプレイでないと動きませんが、これだけ巨大だとタッチのし甲斐ありますよねぇ。ちなみにマルチタッチは2点のみの対応。ピンチ&ロールが可能になっています。


そして、次はボクもカッコイイなと思いました。CYBERDYNE株式会社が出展していた「TACTO」です。

CYBERDYNE社といえば、福祉/介助用途に既に実践投入されている人体装着型ロボットスーツ「HAL」が非常に有名ですが、このTACTO、マイクロソフト「サーフェイス」の上を行くとの評判なんだそうですよ。マルチタッチの数も無限大...そう、ディスプレイの周りに立てるだけ人が立って、全員が全て10本の指を乗せても、きちんと認識してくれるそうです。しかも非常に高精細で、動きも滑らか。今回、ボクが一番"実践投入"したくなった製品でした。
しかも、今回営業の方と開発の方にお話を伺ったのですが、ボクのVRPodcastのパノラマVRコンテンツをiPad/PangeaVR HDで見せたら、かなり興味津々。次の展示会には、誰かのパノラマVRコンテンツが乗ってるかも、ですね!


最後に。これがボクの今回の一押しNo.1。だって、こんなの見た事無いもん!さらに、この展示だけ、ディスプレイエリアじゃなく、フィルム部門のところでした。ゼネラル株式会社のフィルム精密コーティング技術を使った「三次元入力抵抗膜方式タッチパネル」は、余りの凄さに心が震えました。

この会社、カーボン紙(昔なつかしの転写シートね)製造から始まって、様々なフィルム精密コーティング技術が培われて来ました。現在のコアビジネスはサーマルリボン/ドットリボンやリユーストナーカートリッジのようですが、もっと緻密な加工技術を施すと、ココまで進化させることに成功しました。それが今回ご紹介するタッチパネル...否、タッチ"フィルム"です。タッチセンサプログラムのパイオニア・有限会社イーダブルシステムとの共同開発により完成した「感圧抵抗シート」を、ゼネラル独自の多層コーティング技術で様々な組成のシートでコーティングし、1枚のフィルムに仕立てる事に成功しました。

(クリックすると拡大します)

これにより、ディスプレイ形状が板状でなくても実現可能で、さらに膜状なのでガラスよりも圧倒的に耐衝撃性に優れた、画期的なタッチディスプレイシステムが出来上がりました。さらに感圧センサーを搭載してますので"押し込んだままのドラッグ"なんていう、とってもトリッキーなことが出来ます。
デモブースではGoogleEarthを動かしていましたが、ちょっとした慣れが必要ですが、慣れてくると、気持ちよいですよぉ!

ディスプレイの導入時の難題でもある重量や費用、そして破損時の修理費などのランニングコストなど、様々な想定をスパっ!と解決しそうなこの技術は、今回のボクの一押しです。
...ってか、来年度に構想がある、ちょっと面白い仕事に、早速提案してみようと思っています。何せ、本当に面白いですもん。


とまぁ、タッチディスプレイは、マルチタッチと三次元化の2方向に現時点では分かれていますが、どちらにしろ収束して1本に繋がるのは間違いないです。そして繋がったときにデモで一番もてはやされるコンテンツは、やっぱり我らがパノラマVRなんじゃないかな、と思ったりするのは...。

というワケで、上記以外にも多くのディスプレイ屋やフィルム屋がこの世界に足を踏み入れようとしています。
そんな時にこそ、デモブースにパノラマVRコンテンツが百花繚乱の如く利用されると、嬉しいなぁ。

トラックバック(0)

トラックバックURL:

コメントする

日本唯一のパノラマ画像/VRムービーに関する企画・制作から、セミナー、ソリューション開発・販売に至る、あらゆる業務を行っています。

» パノラマの知名度は今や一般大衆レベルです。

近年パノラマコンテンツは、Googleストリートビューに代表される地図の付加情報としてのパノラマVRムービーの台頭で非常に注目を浴びていますが、その表現力はそれだけに留まらず、多方面で利用されるパノラマヴァーチャルツアーコンテンツ、ギガピクセルクラスの超高解像度パノラマコンテンツ、さらには、360°全方位パノラマ動画が、ライブ配信されるまでになっています。

» 他社を圧倒する経験値が皆様をサポートします。

このような、あらゆるパノラマコンテンツを総合的にプロデュース出来るのは、15年来培ってきたパノラマ制作のノウハウと、2005年から発信してきた「QTVR Diary」での情報の蓄積の賜物です。

» 常に業界をリードし続けます。

世界でも類を見ないパノラマ関連情報専門ブログ「QTVR Diary」の知名度は、リソースの少ない日本だけでなく海外からも注目を浴びています。国内外のメーカーからの情報やソリューションサンプルの提供を受け、いち早くパノラマ業界の専門情報をお届けしています。

» 新しいソリューションを常に開拓し続けます。

今後ますます増え続けるパノラマのニーズに対応すべく、日々研鑽を重ね、多くの方々にパノラマを楽しんで頂けるよう、努力してまいります。

<サイト内リンク>

<姉妹サイト>

<連絡先>

design studio "PENCIL" 二宮 章
〒602-8237
京都府京都市上京区
 大宮通一条下ル梨木町189-5
075-417-3062 (office)
075-417-3063 (fax)
090-9628-6263 (au)
080-3832-2352 (iphone)
ninomiya@pencil-jp.net