"パノラマVRの語り部"はありか?

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さて、一昨日、月曜日の19時からUSTREAM配信していた「QTVR Diary Live!」は、ご覧頂けましたでしょうか?
東日本大震災の岩手県沿岸一帯の被災状況と現実風景をパノラマVRコンテンツに収めるプロジェクトとして、360citiesからの依頼を受けて実行しました。
その成果が「Japan - Pano-Journalism」というサイトになって、被災地の実状報告を行い、寄付を募るサイトとして運営されています。

しかしそれだけではなんだか片手落ちだな、と思ってはいました。
自分自身は写真家では無いことを以前より自覚していますので、自分のパノラマ作品で人々に訴えかけられるような写真を撮っているとは思っていません。しかし、自分がその現場に行って感じた空気感や感情や、見て来た"事実"を言葉にして話をするコトは、出来ると思っています。
さらに、この「話すこと」と「パノラマVRを見せること」を両立すれば、非常に詳細な現場レポートが出来るのではないかと思ったのです。まさに"パノジャーナリズム"として表現できるのではないかと思ったワケです。

まだご覧になっていない方にも、ぜひ見ていただきたいと思い、アーカイブを引用しておこうと思います。

USTREAM配信は、自分自身でも既に何十回とこなしていますし、既に(業務としての)有料配信も行っています。
しかし今回は喋ることに徹した方が良いという助言を受け、ボクが参加している「関西でライブ配信を普及し隊(通称"関西ライブ"」の山村さん(@yamamura)と中場さん(@pro_hide)に全てお願いしました。自分が喋りに専念できるのって、本当に有り難いです。


ところで、今回これを配信して思った事を、少しお話しておこうと思います。

いきなりですが、とっても短絡的でネガティブな話でゴメンナサイ。パノラマVRムービーって、意外と皆さん"きちんと"見てくれなくないですか?折角のインタラクティブコンテンツなのに、誰もグリグリしてくれないという悲しいジレンマが。まぁ、それだけ"ツマンナイ"ものが多いってことなのでしょうが、それにしても、折角作ったパノラマVRムービーも、回してくれなきゃ話になりません。

なので、仕事で納品する時は、起動時の自動回転を付けておかないと売り物にならないのですが、そうなると今度は、勝手に回ってくれるので誰もカーソルで動かそうという気にならず、上も下も見てくれないという事態になってしまいます。

それって何が原因かというと、「パノラマVRムービーは、隠れたところに何があるのか、解説しないと見てくれない」というとことに落ち着くのではないでしょうか?

折角の360x180°全方位撮っていて、しかも被写体とも言える注目視点が前にも後ろにも、もしかしたら足下や頭上なんかにあったりもして、まさに画面の中に見えないところにたくさん見どころがあったりするものだと思うのです。

しかしそれを"解説して見せる"機会は、そう簡単には無いと思います。
但しこれをジャーナリスティックな観点で話をすると、どうなるでしょうか?
1枚の大延ばしした高解像度写真を元に喋ったとしても、おそらく被写体の注目点は1カ所+αぐらいなので、そんなに語る事は少ないでしょう。
また映像を見ながら話をしようとすると、映像に伴う音声が邪魔をして、話自体に意味が無くなってしまいます。

今回ボクがチャレンジした「パノラマVRコンテンツを操作しながらその解説をお話する」という行為は、上記2つの欠点をうまく補いながら、非常にスムーズな解説を行うことが出来る、面白いメディアになるんじゃないかなと思ったりします。
そう、ジャーナリスト視点で考える場合、とても"話しやすい"コンテンツになるんじゃないかなと思う訳です。

この配信を見て下さった方々の感触も結構良く、自分の中でも、もう少しTry&Errorは重ねないとイケナイとは思っていますが、概ね方向性は間違っていないのではないかと思っています。
そして何より、今流行のソーシャルメディアとしてのリアルタイム配信コンテンツとして、とても親和性が高いなぁと感じました。

もう少し精査しますが、このブログのスピンアウト企画「VRPodcast」も、そろそろこの方向性に変えてみてもイイかな、と思っています。それぐらい今回はシックリきました。
パノラマVRムービーの、新しいターゲット層を開拓できたような気がします。皆さんもぜひチャレンジしてみて下さい。

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