Adobe Digital Publishing Suite - パノラマVRコンテンツを電子書籍の中に
未だ止まるところを知らない快進撃を続けるAppleのスレートデバイス「iPad」。
ちょうど1年前に発表されたこの新しいカテゴリーのデバイスを機に、昨年は「電子書籍元年」と言われ、今年は更なる成長が期待されます。
そんな中で、オーサリングツールも業界標準になるようなものが登場して、ますます出版各社の競争が激しくなってくるのではないでしょうか。
その先鞭をつけたのが、デザインオーサリングソフトウェア大手「Adobe」社による、電子出版専用ツール「Adobe Digital Publishing Suite」です。
■ 電子パブリッシングソフトウェア | Adobe Digital Publishing Suite
http://www.adobe.com/jp/products/digitalpublishingsuite/
このソフトは、前提として、レイアウトソフト「Adobe InDesign CS5」で予め作成されたベースデータが必要になります。
このワークフローにより、印刷出版データの既存制作ワークフローを何ら崩す事無く、インタラクティブコンテンツを気軽に追加挿入し、iOSまたはAdobeAIRアプリとして出力し、リリースすることが出来る、Adobeのワンストップソリューションが既にココに出来上がっています。
そして、この"インタラクティブコンテンツ"の中に、我らがパノラマVRコンテンツやオブジェクトVRコンテンツを搭載することも可能になるのです。
マルチタッチデバイスがパノラマVRコンテンツと親和性が非常に高いのは、このブログでもさんざんご紹介してきた通りですが、それを実装するには簡単というワケにはいきませんでした。
しかしこのソリューションを使えば、非常に簡単にパノラマVRコンテンツ主体の電子書籍だって、夢では無いかもしれません。
一流のグラフィクデザイナーと我らパノラマクリエイターと大手出版社が手を組む時代も、そんなに遠く無いかもしれません。
既に「The Daily」では、ほぼ毎号パノラマVRコンテンツが載っていますし、上記サイトで紹介されているiPadアプリの中にも既にパノラマVRコンテンツやオブジェクトVRコンテンツを載せているものもあります。
また最近のニュースでは、業界最大手の出版社がこのソリューションを利用して、デジタル雑誌の制作支援のサービスも始めました。
□ 大日本印刷、DTPデータからデジタル雑誌を作成する支援サービス | 企業・産業 - 電子書籍 - 財経新聞
ちなみに、電子書籍用のパノラマVRコンテンツの制作方法も、実は存在します。
解像度だけではなく、色やシャープネスなど様々な要因で、電子書籍専用のデータ作成が必要です。
これらのワークフローは、ボクの方ではやっと確立しつつありますが、それを披露する場がまだ少ないのも事実です(幾つか実績の中で盛り込んでいますが)。
この辺は、後日改めて、ご紹介していきたいと思います。
最後に、Adobeが推す「Adobe Digital Publishing Suite」で作られたiPadアプリをご紹介しておきます。
Adobeには「Digital Publishing Gallery」というページがあって、このソリューションで作られた世界中のAppStoreでリリースされているオススメアプリを紹介しています。この中からボクが独断と偏見で選んだ幾つかを並べてみます。全て無料ですよ!
興味をもたれましたら、ぜひ参考にご覧ください。
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