AppleがHTML5のサンプルページを公開

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いよいよAppleが本気でHTML5を推進しようとしています。

AdobeFlashのプレイヤー及びオーサリングソフトの両方でのパフォーマンス不安定さは、ボク自身が1998年にアンチFlash宣言してから、全く変わらず今に至っていて、ことコレに関してはJobs御大と全くの同意見です(本当に大昔から声を大にして叫んでたんですよ!ボクを昔から知ってる人ならわかってくれると思うんですが...)
そして、Appleが認めるiPhone/iPadのインタラクティブコンテンツのオーサリング環境は、閉鎖的だけど安定したパフォーマンスを保証するObjective-Cと、オープンだけどAppleが先陣きって舵を取ってきたHTML5+css3で十分だというワケです。

さらに先月日本国内でも社会現象を巻き起こしたiPad旋風は、Web業界のみならず出版業界の勢力図を塗り替えるほどの勢いがあると予想され、さすがに"静観"というワケにはいかないと思うんです。

既にパノラマVR/オブジェクトVRの世界では、このブログでもご紹介した通り「moblVR」や「krpanoJS」といったCSS3の3DTransformを用いたJavaScriptライブラリが既にリリースされていて、既に導入されてる方もいらっしゃるかもしれません。
(ボク自身、1年前から「VR Podcast for iPhone」と称して、iPhone/iPad用サイトが既に立ち上がっていますので、ご覧いただいているかもしれません)

さてソコに本家がやっと名乗りを上げてきました。AppleがHTML5の特設デモサイトを開設していました。


Apple - HTML5
http://www.apple.com/html5/

原則的には、MacOSX10.6「SnowLeopard」と「Safari4」の組み合わせでしか動きません。又はiPhone/iPod Touch/iPadで動作します。お手元に実行環境がある方は、ぜひ確認してみて下さい。Flash以外のマルチメディアコンテンツがサクサク動くのが分かると思います。

これらのコンテンツは全て、アップルの開発者向けサイト「Apple Developer」の中にある「Safari Dev Center」からの引用です。


Safari Technology Demos - Safari Dev Center - Apple Developer
http://developer.apple.com/safaridemos/

それぞれは、iPhoneに始まるタッチデバイスでの操作に特化した特別なルーチンが多数盛り込まれており、iPhone/iPadで見ても、非常に軽快に動きます。
Web制作に明るい方は、ぜひココからソースを読み取り、解析し、css3の3Dtransformを使ったVRコンテンツに挑戦してみては如何でしょうか?



360° - Safari Technology Demos - Safari Dev Center - Apple Developer
http://developer.apple.com/safaridemos/threesixty.php

このオブジェクトVRの動きって、見たことないですか?
そうです、現在日本のAppleサイトでも見ることが出来るiPadの360°オブジェクトVRコンテンツと全く同じ動作のものです。
このiPadを見た時に「ああ、AppleってホンマにQuickTimeVRをディスコンにしたんやなぁ」と思ったものでした。実際、Apple社にとってQTVRパノラマは自社にとって全く利益を生まないプログラムだと思いますし、唯一QTVRオブジェクトのみが、サイト内で自社の製品を360°方向から見せるプログラムとして使っていたものでした。
この時に頑張ってソースを解析してみようとダウンロードしたのが「vr.js」というJavaScriptライブラリでした。ボクにとっては難解なスクリプトだったので、放ったらかしにしてたんですが、このデモで再び同じvr.jsをダウンロードしたら、オーサリング方法がわかりやすくコメント記述されていました。またこのスクリプトがApple社独自で開発したものではなく、Brandon Kelly氏という、サードパーティーの開発者の著作物であることも分かりました。
再配布や使用に関するライセンスが全く書いてなかったので、一度Brandon氏に問い合わせてみようかなと思っていますが、ココまでわかりやすくコメント記述しているので、ぜひトライしてみたいと思います。


VR - Safari Technology Demos - Safari Dev Center - Apple Developer
http://developer.apple.com/safaridemos/vr.php

パノラマVRコンテンツ再生用JavaScriptライブラリ「vr_spinner.js」はApple独自のプログラムで、コード内に免責事項が明記され、非商用・個人使用で改編不可の前提で利用が認められています。
こちらは同じディレクトリに収められている、上記とは別の「vr.js」と併用するようです。こちらのvr.jsでは、実際に使用する360x180°全方位パノラマ用6面画像の指定と、その他のオプション指定を行っているようです。
css3の3Dtransformと、モバイルSafari独自の拡張WebKitによるタッチ操作ルーチンによって、パノラマVRコンテンツをマウス及びタッチコントロールを可能にしています。

これらが現段階で無料で提供されていますので、今後の開発資料としては、非常に有り難いのではないでしょうか?

次の目標は、パノラマVR内へのホットスポットの埋込でしょうか。ヴァーチャルツアーを構築する際には不可欠なプログラムですが、既にmoblVRでは実装されていますので、もっと便利な実装ライブラリが出てくるのも時間の問題かもしれません。

この2010年は、もしかしたらHTML5元年になるのでしょうね。今年も半年が過ぎようとしています。2010年の後半が、楽しみになってきました!




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