bloggieファーストインプレッション:その2(360パノラマレンズ)
SONYのモバイルHDスナップカメラ「bloggie」のレビュー記事第2弾。今回のレビューの本番はココからですよー!
さていよいよ、このbloggie「MHS-PM5K」の真骨頂とも言うべき、360パノラマレンズを装着してのパノラマ画像&パノラマ動画がどうなるのか、を簡単に調べてみましたので、感想と共にご覧頂きたいと思います。
⇒ 裏蓋と専用ケースが同梱。
でも、コレ、使う?パノラマ屋はつけっぱなしになるんじゃないかな、と(苦笑

⇒ プラスチック筐体で、結構安っぽい。
かといって、チャチいかというと、そうでもない。ま、値段なりの作りじゃないかな、と。レンズはなかなか精巧なオーラ出してますけどね!

⇒ 回転レンズ部に360パノラマレンズを近づけると、bloggieが勝手に「360ビデオ」モードに変更する。
2mmぐらい離しても反応する。360パノラマレンズの下部についているマグネットに反応している模様。

⇒ レンズ筐体下の両端にある2箇所の爪を、回転レンズの脇の溝に引っ掛ける。
但しレンズが回転するので、装着時にグネってかなり危ない。パノラマレンズを落としそうになる。危なすぎる!いっそのことマグネットでくっつけてしまえば!(どうせGPSとか付いてないんだし)

⇒ 当初の予想だったミラーではなく、本当にレンズだった。
立山科学やオリンパス未来創造研究所の開発していた、アレと同じ原理。
⇒ 垂直画角は非常に狭い。
特に俯角。5°ぐらいしか無いんじゃないか?仰角も50°ぐらいかと。全体で60°無いので、かなり用途は限定されるかも。
正確な数値じゃないけど、測ってみた。そしたら仰角6°/俯角44°だった。一応SONYさんには問い合わせ中。借りてる間に返事が帰ってくるかなぁ?
⇒ 360パノラマレンズの筐体はかなり変わった形
(...ってか、専用ですから!)なので、他の装置に取り付けるには、改造(かなり削らないと)が必要。内側はネジ止めなのでもしかしたら意外と簡単なのかもしれないけれど、今回は借り物なので、そこまでの勇気はアリマセン。
⇒ 「360ビデオ」モードは、720p30fps。
なんで?1080pじゃないの?中心部の捨て芯の直径が結構デカいので、パノラマ展開した時の高さは、かなり小さくなる。
⇒ 「360ビデオ」モードの写真撮影は、4:3の5メガピクセルモード。
<360写真>

生成画像データサイズ:縦1944px/横2592px
ドーナツ画像を展開した時のパノラマ画像の高さ(A):516px
ドーナツ画像の外径(B):1374px
ドーナツ画像の内径(C):346px
展開後のパノラマ画像の横幅予想サイズ:1374×π=4316px
<360ビデオ>

生成画像データサイズ:縦720px/横1280px
ドーナツ画像を展開した時のパノラマ画像の高さ(A):256px
ドーナツ画像の外径(B):684px
ドーナツ画像の内径(C):174px
展開後のパノラマ画像の横幅予想サイズ:684×π=2148px
サンプル動画をYouTubeに上げておきましたので、ご覧下さい。
あくまでも私的なサンプルです。
センサーが1/2.5型CMOSなんですが、価格なりの映りをしてるんじゃないかなと思います。
画質はお世辞にも良いとは言えません。
またせっかくの1080pのデータが撮れるHDカムでありながら、360ビデオモードの時には何故か720pになってしまいます。これが今回一番残念だったところです。
この辺は数字にも現れていて、実際に映像を展開した時のパノラマ画像の高さを見ると、MAXで256pxしかありません。これをピクセル等倍で実行解像度を考えると、プレイヤーサイズは360×240pxとかになってしまいます。
現在、YouTubeやニコニコ動画、USTREAMなどの映像配信サイトの表示サイズが480×360pxです。もし1080pのドーナツ映像からなら、恐らくほぼこの解像度が取れた筈です。そこが本当に悔やまれてなりません。
また、スクリーンショットをご覧になってもお分かりの通り、天地にかなりの空きがあります。この部分が解像度低下の原因とも言えるでしょう。ボクらワンショットミラーを扱う者は、この天地の隙間を出来るだけなくして撮影することに非常に注力します。出来るだけ鮮明な像を撮る為にできるだけ高い解像度で残せるようにする努力の第一位が、この設定だったりします。
そういう意味に於いては、カメラレンズと360パノラマレンズの距離をもうすこししっかりと調整して欲しかったなぁ、というのが大きな懸念です。
さて実際にこれで撮影した写真や映像を展開する場合、一応「PMB(Picture Motion Browser)」というWindows専用の展開ソフトが同梱されていますので、これで展開&再生すれば良いのですが、余りに応用力が足りません。そこで何とか汎用性の高い方法で展開できないか、現在格闘中です。
しかし、非常に特殊な投影法なので、単純な極座標変換や市販の放物面/双曲面ミラー用展開ソフトでは破綻をきたしてしまいます。
このミラーの投影展開方法に関するSDKが無いか、これもSONYさんにブツけてみたいと思います。
但しその返事もさすがに待てないので、実際に撮った写真や映像を、ボクの手持ちのソフトで無理やりにVRムービーにまで起こしてみました。
そんなことを、昨日1/20(水)21:00から、ライブ配信サイト「USTREAM」のボクのチャンネル「QTVR Diary Live!」で配信しました。これを録画してありますので、どうぞご覧下さい。
先にお詫びを。始まってから40分ぐらいまで、音声が出ません(約2/5ぐらいのところ)。これ、ボクのミスです。ホントウにゴメンナサイ。
そして、昨日分からなくて今日わかったコトも。立山システム研究所のPALNONレンズのことを言及していますが、これ、実はbloggieと何ら関係が無いそうです...が俄かに信じられないほどソックリなので、継続調査していきます。ま、何でも予測で物事しゃべっちゃイカンってことで、反省します。
というワケで、bloggieのおおよその感じは掴んでいただけたんじゃないでしょうか?
まぁ、おもいっきり期待しすぎると、後で痛い目に会う典型的な例かな、と思ったりもしますが、その逆に、使い込んでいくと手になじんで、なかなか離せ無くなるんじゃないかな、という予感もします。
その一端が、実はその使い道。
USTREAMのレビューでもご紹介してますが、映像を延々撮り続ける時って、イイ三脚にめぐり合うことが非常に難しかったりしますよね。
特に宴会の席なんかで、かなり良い雰囲気になってきたので、このシーンをビデオに収めたい!なんて時でも、ビデオを固定するのにかなり苦労したりします。角度が合わないとか固定できないとか高さが足りたいとか...etc。
そんな時に、このbloggieを寝かすように横に置いて、360パノラマレンズを装着して起こしてあげます。すると、宴会の席の、そのテーブルのシーンはほぼ全て撮ることが出来ます。仰角のみを大きくした功績がココにおもいっきり活かされることになります。
同様に、インタビューシーンなど、特に狭い場所での取材では全体写真を撮ることすらできないことが多々ありますが、これだとカメラの撮影位置を気にすること無く、テーブルの真ん中にデーンとひとつ置いて、その途中で撮ってしまえばイイんですから、簡単ですよね!
他にも下のほうを撮らなくても良い状況って出てくると思うので、そういう時には重宝するんじゃないでしょうか?
あと、面白いのは、このブログでも全ての記事の下のほうについている小型コンバージョンレンズ「Clip-on」の中でも一番広角が撮れるKSW-4185°魚眼コンバージョンレンズをこのbloggieの回転レンズ部に嵌めると...意外と面白い写真(ちょうど対角魚眼っぽい超広角な写真)を撮ることが出来ます。Clip-onならではの荒業ですが、試してみる価値ありますよ!レンズの焦点距離がちょっと長め(35mm換算で、静止画が42mm/動画が47mm)なので、こういう手を使うのも、面白いと思います。
そして最後にネタを。
去年の春に展開されていたiPhoneケースに最適だった伊右衛門のノベリティの巾着袋は、bloggieもスッポリ収まります。
但しパノラマレンズを付けたままだと収まらないのが玉に瑕。けれど360パノラマレンズにはキャリングポーチが付いてるので、それとセットで持ってるのもイイかもね!

来週月曜日まで、ボクの手元にこのbloggieは留まっています。
明日は天気も良さげなので、いつも撮ってる機材と一緒にbloggieも持って、同じシーンを撮るとどう違うのか、見比べもしようと思います。
あと、オーサリングテクニックですね。実際にどこまで展開映像がVR化出来るか、土日にチャレンジしてみたいと思います。
お楽しみに!
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