PangeaVR for iPhone ver1.1.1アップデート
iPhone3G世界一斉発売からまだ2週間しか経たないうちに、日本国内でも静かな話題になっているOpenGLベースのパノラマVRプレイヤー「PangeaVR for iPhone」ですが、リリース直後からバージョンアップ開発が行われ、既に2回のアップデートが行われています。現在の最新バージョンは「1.1.1」です。

■ PangeaVR: VR Panorama viewer for Apple iPhone
http://www.pangeasoft.net/pano/pangeavr/index.html
ver1.1にアップデートした時に追加された機能は、ポートフォリオXMLファイルにタグが追加されました。
追加タグの説明は、別ページでしっかりと記述さています。
■ PangeaVR: VR Panorama viewer - Advanced XML tags
http://www.pangeasoft.net/pano/pangeavr/advanced.html
7/6のエントリーのコードに、追加してみました。
<portfolio>
<header>John Smith's Panorama</header>
<panorama>
<title>The Grand Canyon</title>
<link>http://www.yosemite.com/grandcanyon.jpg</link>
<about>This text describes the panorama, and can be as long as you want.</about>
</panorama>
<panorama>
<title>Yosemite</title>
<link>http://yosemite.com/yosemite.jpeg</link>
<about>Another description goes here.</about>
<thumb>http://www.yoursite.com/grandcanyonthumbnail.jpg</thumb>
<camera autopan="2.0" initYaw="-90" initFOV="100"> </camera>
<gps>30.342311,-98.126926</gps>
</panorama>
</portfolio>
- <thumb>:ポートフォリオファイルを開いた時に出るリストをクリックすると、リスト下部にサムネールを表示させることができますが、このサムネール画像を絶対パスで指定します。300×150pxのJPEGファイルを推奨しますが、これ以上大きいファイルはリサイズされます。また500×500px以上のファイルは表示を拒否します。また縦横比は2:1でなくても構いません。
- <camera>:パノラマVRコンテンツのカメラ情報を制御します。このタグは属性のみで記述されます。
initYaw:読み込み直後の水平位置の角度を決定します。-180〜180を記述します。初期値は「0(º)」です。
initPitch:読み込み直後の垂直位置の角度を決定します。90(天面)〜-90(底面)を記述します。初期値は「0(º)」です。
initFOV:読み込み直後の視野角を決定します。0〜180を記述します。初期設定は「95(º)」です。
minPitch:俯角の制限を行います。0(º)〜-90(º)を記述します。
maxPitch:仰角の制限を行います。0(º)〜90(º)を記述します。
minFOV:視野角の最小値を記述します。小さくなればなるほどズームアップします。初期値は「28(º)」です。
maxFOV:視野角の最大値を記述します。小さくなればなるほどズームアウトします。初期値は「126(º)」です。
autopan:読み込み直後の自動回転を記述します。数値はスピードを制御します。-2(左回転) < 0(無回転) < 2(右回転)になります。 - <gps>:このタグを記述しておくと、パノラマVR再生時に表示されるマップボタンをクリックした時に、iPhoneのMapsアプリケーションが起動し、その座標にリンクします。
なお、フォーマットは2種類用意されてます。どちらを使っても構いません。
<gps>30.342311,-98.126926</gps>
<gps>30.342311N,98.126926W</gps>
さらにver1.1.1では、「THE PANGEA VR DATABASE」リストにアルファベット順のインデックスが付けられ、リスト下部の人に配慮されています...まるでボクのためについた機能です!
(だって、sizuさんの「360 panoramas in Japan」は最上位に近いところに表示されるのに、ボクの「VR Podcast for iPhone」は、最下位に近いところに表示されるんですよぉ...これを見た時、ホントに「しまった!」って思いましたよ)
ver1.1.1の実際の操作については、山岳パノラマでおなじみの「panorama360 Diary」に詳しく載っていますので、ぜひこちらもご覧下さい。
そしてココでちょっと裏話を。
この2週間で、PangeaSoftware社にはとんでもない程のメールが舞い込んでいて、そのうちの1/3はリストへの掲載申請。1/3は追加機能希望、そして1/3は使い方の問い合わせなんだそうな...そう、舞い込んでくるとんでもないメールの数の殆どがPangeaVRに関するメールなんだそうです。
サイトへのアクセスも尋常じゃないらしく、この2週間で390,000以上のアクセスがPangeaVRにあったそうです。これにより、サーバがアクセス負荷に絶えられず利用コストが増大してしまっているんだとか。
リストに関しても、現状では全員のを載せるだけの作業が出来ないようで、ちょっと滞っているという話です。
実際、PangeaSoftwareはゲームで収益を上げているとは言え、PangeaVRでこれだけ手がかかってしまうと他の業務に支障を来してしまい、おまけにPangeaVRは"フリーウェア"としてリリースしているのでモチベーションも上がらず、正直かなり悩んでいるんだそうです。これだけの反響があるとは思いもしなかった、というのが正直なところでしょうか。
そこで、次のバージョンから有料化するという話が昨日から上がっており、PanoToolsメーリングリストでは、様々な意見が交わされています。
今日になって落ち着きを取り戻しましたが、昨日はすさまじいメールの数でビックリしました。そこで落ち着いた意見は、当初から希望が多かった「iPhoneのローカル側に保存されたパノラマVRコンテンツをブラウズする」機能などを追加した「プロ版」を有料リリースし、無料版はオンラインコンテンツのみの表示とする、というものでした。この意見はなかなか建設的だなぁ、と思いますし、ボク自身もiPhoneを購入する時点で、このプロ版は同時に購入してしまうかもしれません。それだけの魅力を孕んだソフトですから、開発者も利用者も喜べるような結果になることを望みたいと思います。
皆さん、幾らくらないなら、買いますか?
有償版についていて欲しい機能は、何ですか?
皆さんの意見をお聞かせください。
Panorama ¥1,200- ★★★ |
Pano ¥350- ★★★ |
PanoLabo free ★★★★★ |
PanoLabo Pro ¥600- ★★★★ |
TripStitch ¥1,200- ★ |
|
PangeaVR free ★★★★★ |
PangeaVR Pro ¥2,300- ★★★★★ |
Cube World free ★★★★ |
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: PangeaVR for iPhone ver1.1.1アップデート
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://pencil-jp.net/mt/mt-tb.cgi/580

肝心のgps機能なのですが、いくつか埋め込んでみてためしたところgooglemapsが立ち上がるのはいいのですがpangeavrも落ちてしまうので、戻るにはまたアプリを立ち上げなければなりませんでした…。経路探索機能もないですし日本ではあまり使い道がないかもしれません。
ローカルのパノラマが読み込めるなら5000円くらいまでは出してもいいかも…
近いうちに僕もレビュー書いてみようと思います。
>sizuさん江
iPhoneを触ってて気になったのが、アプリケーション間移動が、いちいち終了してからってことです。今時シングルタスクは流行らないだろうに、って思ったんですが...iPhoneに搭載されてるのってMacOS Xじゃなかったのかな?って思ってしまいます。
アプリの裏稼働(レジューム)モードって、いつになったら搭載されるのか...技術革新がよほど進まないと、無理っぽそうな感じも予想できますね。
先日の富士利雄さんのコメントにもあったように、確かにローカルデータを読み込めないと、お客様にプレゼンするにはちょっとロード時間が中途半端に長いんですよねぇ。なのでこの用途はまさに「プロ版」で成立するのかな、と思ったりします。
5,000円かぁ...ボクは希望的観測も含めて3,000円ぐらいなら“嬉しい”な(でも必要だし、10,000円ぐらいでも買ってしまうと思うけど)。
ども、高木です。
>今時シングルタスクは流行らないだろうに
これってセキュリティ対策のための“いまのところ”の仕様だと認識しています。iPhoneは“身軽さ”がウリだと思うので、あまり複雑になって欲しくないよーな。とりあえずはPangea VRが終了時の画面を覚えといてくれて、再度起動すると最後に表示していたパノラマを表示してくれる(初期設定で変更可)ってのが現実的な解決策でしょうか。
>ロード時間が中途半端に長い
ダウンロード時間は環境によって変わるけど、画像を展開する時間はローカルでも変わらないかもです。400k〜500k程度だと比較的早く展開できるけど、1M近い画像はそれなりに時間がかかります。
ともあれ、Pangea VRの登場で、パノラマに触れる人が増えたのは嬉しい限り。何よりPangea VRからホームページを表示し、PodcastのRSSをリスト表示 → 拡張ポッドキャストの再生までiPhone1台でできちゃうのがスゴイです。
p.s. VR Podcast for iPhoneのGPS対応もヨロシク。知り合いの桜好きに見せたら、京都行きたいって言ってたもんで...。
質問で申し訳ないですが…
私はQTVR初心者なんですが、HotspotMakerを使って6面の画像をQTVRにしているんですが、QTVRをこのPangeaVRなどで使えるパノラマ1枚画像にする事は出来るんでしょうか?
>takagiさん江
データ展開速度に関してはCPUパワーに依存する問題ですが、現段階で3Gネットワークでは、読み込みと展開だちょうど半々ぐらいじゃないですか。読み込み時間が短縮されるだけで、かなり変わるとは思いますが、いかがでしょう?
あ、実は先日からVRPodcastのMTテンプレートにPangeaVRテンプレート出力ファイルを作り始めました。元々GoogleMapsページ作成用に全てのPodcast記事にジオタグを入れてあるので、テンプレートさえ作成できたら、いつでもver1.1仕様のテンプレートが作成できます。
桜も紅葉も祇園祭も...VRPodcatが全部見れます
もう暫くお待ちください!(笑
...ってゆーか、もう、やっぱり...
iPhone、買っちゃおうかなぁ。メチャクチャ欲しいよぉ(泣
>ビギナーさん江
初めまして、ようこそようこそ!
さて、fish4cubeの池田さんのソフトHotspotMakerでCubicVRを作られているとのこと。ってことは出来るだけお金をかけないで作りたいってことですよね。
う〜ん...6面画像からEquirectangular画像に変換する無料ソフトってあるのかなぁ?実は昨晩、時間ぐらいかけて探してみたんですが、Mac版ソフトの無料のものは見つけられませんでした。唯一、Win版オンリーですが「Pano2QTVR」の無料版で変換することが出来ます。ご使用がIntelMacでしかもWindowsが入っているのなら、試しても良いかもしれませんね。
ちなみに、有料ソフトで安い目なのは、以下の2つです。
「Pano2VR(59 Euro)」は上記「Pano2QTVR」と同じメーカーのソフトです。このブログでもたびたびコメントいただくhagitanさんがローカライズされているので、ソフトの全てが日本語化されていて嬉しいところです。変換は簡単。6面画像6枚をドラッグ&ドロップして「入力を変換」ボタンを押すだけ!簡単でしょ?
「CubicConverter($49 USD)」はMac版変換ソフトの決定版として、古くからQTVRクリエイターの必須ソフトです。ボク自身もこれをメインソフトとして使用しています。変換もメチャクチャ簡単で、しかも高速で動くので、とてもMacらしい“使いたくなる”ソフトです。
ご検討ください。
こんにちは。
PangeaVRのプロ化、ローカルに保存できるようになるのなら歓迎です!Appストアでの妥当な価格は1200〜2500円くらいではないでしょうか?
一方のCubeWorld2.0が9月に登場とのことですが、どちらも期待が高まりますね!
まぁインターフェイスとか開発力とかではPangeaVRにかなわないかもしれませんけれども、、、です。
PanoToolsメーリングリストの話、興味深く読ませていただきました。App Storeで一瞬だけ有料になったのもそういう事情があったんですね。
確かにiPhoneの特徴を端的に表現するソフトとしてこれ以上無いものなので、話題になるのもうなずけます。
>>「iPhoneのローカル側に保存されたパノラマVRコンテンツをブラウズする」機能などを追加した「プロ版」
というのは一見妥当な落としどころの気もしますが、Equirectangular画像をローカルに保存して見せたいというニーズが果たしてどれだけあるのか。。個人的には¥5000くらい出しても良いんですが、そんな人が100人いても高々50万円ですし。世界中からアクセスのあるサーバーの維持コストとしては焼け石に水な気もします。
対策としてはportfolioのインデクス化をある程度自動にして、中の人の負担を減らすくらいしか思い浮かびません。今のところ、個人的にできる事はCro-Mag Rallyとかを周りのiPhoneユーザに薦めるくらいですかね。
PangeaVRによってニーズがあるという事は把握できたはずなので、ある意味嬉しい悲鳴なのかなと思いました。
#iPhone買っちゃいました。
あ、2300円でProバージョンが販売開始されましたね〜。
にのみや様の詳細なレビュー記事をお待ちしております。
>POP★さん江
いやぁ、Brian(Pangea社の経営者兼開発者)の苦労は本当に尋常じゃないらしく、実際のところ、かなり泣いてるっぽいです。
deluxe.さんが上のコメントで教えてくれた通り、Pro版が出てしまって、しかも値段が“予想以上に”安いので、未だに心配してます。
...みんなiPhone買ってますよね。ボクもどうしようかなぁ。9月ぐらいに買う予定が、周りから「買え」「買え」コールが大きすぎるので、今にも予約してしまいそうです。ちょっと怖いです(苦笑
>deluxe.さん江
情報提供、ありがとうございました。
ここんとこ忙しくMLもちゃんと読めてなかったので、どこよりも速かったです(笑
ボクも昨日、iTunesで購入しました...そうなんですよ、iPhone持ってなくてもiTunesStoreで普通に購入できるんですよねぇ。既に50本ぐらいダウンロードしてます(有料ソフトもVNCやらTelnetやら...)。PangeaVR Proも、今朝方速攻で購入し、あとはiPhone買うdけですワ。