【皆さんに質問】パノラマ画像にシャープネスってかけますか?

今回は普通に、お話しようと思ったんです。
でも結果を見ていて、どうもしっくり来ないなぁと感じ、折角なら皆さんに問いかけてみようと思った次第です。
その内容はというと...

パノラマムービーの制作時に関するお話です。
ムービー制作の元のパノラマ画像は、そのままだとスティッチ時の画像変形によってどうしても眠いぼやけた画像になってしまうので、輪郭強調(シャープネス)をかけてピシっとかけたいところなんですが、実はムービー化した時にその強調した輪郭がムービーの回転時に"モロモロ"が出現してしまうので、"シャープネスはかけない"が半ば常識化していたような気がします(パノラマ系MLでは今でもそういう記述がされることがあります)。

しかし、かけるシャープネスの度合いによって"モロモロ"の度合いも変わるのではないかと思い、サンプルを作ってみました。
ちなみに使ったソフトは、PhotoshopCS。使ったフィルタは「アンシャープマスク」。定番ですね。
アンシャープマスクの理論は、下記に詳しく載っています。参考にして下さい。

画像のシャープネス処理
http://www.informe.co.jp/useful/dtp/dtp2.html

アンシャープマスクの画面も挙げておきます。Photoshopを使われてるなら、見慣れた画面ですよね。

ウェブサイトに使う画像なら、量90〜180%ぐらい/半径0.5〜0.8pxぐらい(「しきい値:4」は経験則です)がボクの経験上の適正値ですが、パノラマ用のUSM数値って、そういえば出したことなかったです。今回始めて試してみました。
ちなみに、元画像は6000×3000pxでPTGuiでスティッチ出力した16bitTIFF画像をCubicConverterで底面バッヂを貼付けて4020×2010pxの8bitJPEG(品質80%)のEquirectangularに再出力したものを使用しています。
そしてPhotoshopで読み込み、一旦16bitLabフォーマットに変換し、USMをLチャンネルにかけた後、改めて8bitJPEGに戻したものをCubicConverterで読み込んでQTVRに仕立てています。
(Photoshopでの一連の作業の流れは、アクションとして保存しておくと便利ですよ)
(「なぜ16bitなのか?」とか「なぜLabでLチャンネルのみにかけるのか?」は、ググって下さい。たくさん参考サイトが上がってきます)

以下に、実際に試しに作ったデータを挙げておきます。ちょっと大きいですが、見比べてみて下さい。
(それぞれのムービーは1.5MBほどです。Pleinpotでオーサリングしてますので、隣の写真に進むことが出来ます)



■USMをかけてない元画像

■半径0.5pxで、左から量100%/200%/300%

■半径1.0pxで、左から量50%/100%/200%

■半径2.0px、量100%

■半径3.0px、量100%

■半径2.0px、量100%をRGBモードで使用

これを見ていて思うのは、シャープネスはちょっとかけるだけでも"モロモロ"は発生してしまうものなのかな、と思います。
FlashPanoramaPlayerは、何もしなくてもこのモロモロが気になるほど出現しますので、その点QTVRは逆に発生しにくいレンダリングエンジンを積んでいるのかな、とも思います。
それに、以前はボク自身とても気になっていたこの"モロモロ"ですが、今日作ってみて余り気にならないことに驚いています。
なので、軽め(量:80%/半径:0.8px(しきい値:4))にかけるのは、アリなのかなと思ったりもしました。

そこで皆さんに質問です。
実際にパノラマムービーをオーサリングする時、シャープネスってかけてますか?かけてる場合は、どのくらいかけてますか?実際の数値を記述してもらえると、とっても嬉しいです。
コメント、お待ちしております。

このページをdel.icio.usに追加する このページをGoogleBookmark に追加 このページをBlogPeople Instant Bookmarkに登録 このページをTechnoratiに追加 Digg This Story このページをはてなブックマークする Add Yahoo Myweb このページをRedditへ追加 このページをニフティクリップに追加 このページをLivedoor クリップに追加 このページをFC2ブックマークに追加 このページををBuzzurlに追加

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 【皆さんに質問】パノラマ画像にシャープネスってかけますか?

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://pencil-jp.net/mt/mt-tb.cgi/553

コメント(14)

シャープネスはかけないですね。
基本的にシャープネスは使わないことが多いです。
特に解像度の高い、大きい画像の場合はシャープネスは使っていません。

ボクは「スマートシャープ」を使います。ハイライト部分とシャドウ部分のエッジを別々に調整できるし。 数値はモノによって全然違うので一概には言えないけど、「量」は10%の時もあれば60%の時もあって「半径」は1ピクセル前後のコトが多いかなぁ。場合よってはマスク切って見せたいモノだけにかけたり。動いてる時より止めたときの絵をシャキッと見せたいので、木の葉や砂利等の“モロモロ”はある程度目をつぶることが多いッス。

こんにちは。確かにパノラマムービーにはシャープネスかけすぎは禁物ですね。。。
USMはエッジに白もしくは黒っぽい輪郭をつけて強引にくっきり見せてしまうので、印刷物にはよいのですが写真やムービーにはあまりよろしくありません。
なので私は最近Photoshop CS3でRAWから現像する際にシャープネスを80%ほどかけて、それ以降は極力かけない方向でやっています。

必ずUSMはかけてますよ、少量でもネ。
ラーメンに胡椒みたいなものです。
まっ、長年使ったFE-E8レンズの後遺症ですけどね。
半径1.5あたり、しきい値は3くらいでしょうか。量は相手(画像)を見てテキトーに判断してますから…。

この話題、実はいつかどこかで質問しようと思ってました。
USM量50%、半径2.0pixel、しきい値1で画像によって多少調整
という感じでかけたりしますが、画像のねむさにたいして変化ないんですよね。

>Junさん江
そうなんですよ。ボクもちょっと前はかけない方向だったんです。
(RAW現像の時に緩めのシャープネスはかけますが)
でも、スティッチ時に明らかに画質が歪みますよね。そこでどうしてもボケるのが気になっているんです。

>takagiさん江
噂に聞く「スマートシャープ」ですかぁ。今度試してみます。
(こういう意見が欲しかったっすよ)
砂利や畳の目や格子の“モロモロ”は、どうしようもないですよね、やっぱり(苦笑)

>deluxe.さん江
RAW現像で80%シャープネスって、けっこうキツめですか?
ただ、最初からパノラマにスティッチするって分かってる画像の現像時のシャープネスって、意味あるのかなぁって最近思いはじめたのが、今回のエントリーのきっかけなんです。
確かに像はクッキリしますし、生データ加工なので画質劣化も少ないですが、その後の変形につぐ変形で、シャープな感じが無くなってしまうような気がしませんか?

>kaneko-adさん江
確かに餃子に辣油、豚まんに辛子、ビールに枝豆みたいなもんです!(笑
今回のサンプル見てて思ったのは、半径1.0px/量100%前後で推移すればイイのかな、って感じでした。かなりユルユルの軽めな感じです。
まぁ数値に関しては被写体によっても変わるんだろうけど、それよりも、たぶん“気分”的なものが非常に左右するのかな、とも思いました。

>Masterさん江
エヘヘ...ウチが貰いました!<質問
画像が眠い時は半径数値下げて量を上げると良いですが、“モロモロ”もクッキリ出てくるので...微妙ですね。旨味のあるバランスを見つけるのが、ホント難しいです。
パノラマ屋にとって、この“モロモロ”との戦いは、一生つきまとうのだと思います...イヤやなぁ(苦笑


...いやぁ、いろんな意見が出て、とっても面白いです。
引き続き、色んな人の意見をお待ちしております!(笑

こんにちは。

わたしは、現像時に普通の写真と同程度、プリセットを使ってかけています。Photoshopではかけません。現像時にかけると微妙に自動コントロールポイントが利きやすい気がします。

「モロモロ」についてですが、シャープ無しでもウインドウサイズやズームの度合いによっては出ますよね?
これは、表示時の間引き処理による偽解像の影響もあるのではないでしょうか?
画面の解像度より画像の解像度をかなり低くするか、ぼかしでもかけない限りは、不可避な問題だと思っていたのですが、実際のところどうなのでしょう?

>hagitanさん江
「現像時にシャープネスをかけておくと、スティッチ時の自動コントロールポイントが効きやすい」とは、思いもしない答えが返ってきました。かなりビックリです。そんな効果があったかぁ...今後、気を付けてみます。
“モロモロ”が生じるのは、仰る通りムービーのコマ間の補完によるものだと認識して良いのだと思います。その点でいうと、デフォルト以外の解像度でなければ必ず生じるものなのでしょう。ただピクセル間のコントラストが激しくなかったり、エッヂ強調が成されていなければ、スムーズに補完されるのも事実ですので、その辺は視認限界の“好み”に左右されるのだと思います。
事実、ボク自身、以前は気になっていた些細な“モロモロ”が、最近はあまり気にならなくもなっています。
ま、慣れてきたってことでしょうか?(苦笑

最近は現像時に少しかけるぐらいでusmはかけてないです。データを軽くしたいというのがありまして。いろんな意見があって為になりますね。

USM100%,1.0px,しきい値0を、6面画像にかけています。
みなさんより強めですが、これくらいかけないとボケてるように感じるので。
kaneko-adさんのおっしゃるように、FC-E8の後遺症かもしれません。

出遅れデス。
高木3と、申し合わせた訳では、ござりまセヌが、
接写、もとい、拙者も、スマートシャープを少しばかり、、、
設定値はパターンにより、いろいろですが、基本的には、半径1.2pix、量50%前後でしょうか。
ただ、最近は、使う、使わないは、半々ぐらいカモ。

>kaneko-adさんのおっしゃるように、FC-E8の後遺症かもしれません。

えすばさん、おっしゃる通り!
つい最近までコンデジ+FC-E8でUSMをたっぷり振りかけて皆さんに対抗してましたよ(笑)
>「モロモロ」が出る?
贅沢な悩みですよ!
イヤならオート回転をしなければ良いのでは?
ディスプレイによっても症状が出なかったりするので、あまり神経質にならない方がいいかもね。

普段はシャープネスはかけていません。もっぱらボカシ専門です。

シャープネスとは関係ありませんが、PTGuiで"Individual Layers Only"でPhotoshopに出力して(私の場合"Blended"レイヤーは全く使えないので出力しません)、マスクレイヤーの編集を行う時、仮の調整レイヤーを使うことがあります。仮にコントラストを上げてマスクレイヤーの編集を行い、最後に調整レイヤーを削除します。これにより編集むらが激減します。原画が低コントラストですので、これで編集して、最後にコントラストを上げると、編集むらが一気にドドーンと噴出します。

本業忙しすぎて、コメント遅れて済みません。頑張って追っかけます。

>sizuさん江
USMかけないとデータ軽くなりますっけ?
Web画像のような低解像度だと分かるのですが...。
何にせよ、各人全員違うのでオモシロイです。
そして、その違いが、作風に現れているのが分かるのも、オモシロイですね!

>えすぱさん江
往年のQTVRを経ている人間は、どうしてもそうなっちゃいますね。
ボクも大昔はそうでした。
そして360OneVRを使うような低解像度の時は、今でもUSMをキツめにかけます。
(ナイショだったのにな)

>keijiさん江
使わないこともあるんですね。
確かに、被写体によってシャープネスかけない方が良い場合があって当然ですな。
(それを判断しだすと、また夜も眠れなく...)
スマートシャープ、ますます試したくなってきました。
機会をみて、チャレンジしてみます。

>kaneko-adさん江
過激ですなぁ(苦笑
今のMacのクリアモニタのようなグロッシーなモニタでは、
確かに、モロモロが軽減されて見えますね。
それより、FPPの回転時のモロモロに比べたら、
今回のサンプルなんてカワイイもんですワ!
(その辺があって、USMかけても大丈夫かな、って判断なんですけど)

>ksmtさん江
モロに作風特化型ですもんね<ボカシ専門
仮想NPPを念頭に作ると、継ぎ目のゴマカシに独特のワザが必要になるのかぁ...とっても勉強になります。


今回の公開質問で思ったのは、
現像時にシャープネスをかけるのは、かなり有効なようですね。
ボク自身も現像時には弱めにシャープかけてましたが(どうせPTGuiのWarpでおもいっきり変形するので意味ないかなと思いつつ)、強めにかけたものも試してみようと思います。

あと、何人かが答えていた「スマートシャープ」ですが、これも興味深いですね。
前のコメントでも書きましたが、ボク自身のPSDの画像修正の知識はおそらく5.5ぐらいで止まってるような気がします。
(範囲選択とスタンプ系は最新のを追っかけてますが)
大昔に教わった製版の知識以上には要らないかなという判断ですが、皆さんの話を聞いていくにつれ、ちょっと時代に取り残されてるような気がしてきました。頑張って追いつかねば...(苦笑

コメントする