PTGuiチュートリアル和訳 [17] : 入力写真の前加工
今回は、PTGuiに入力する写真の前加工について、お話します。
誤訳などがありましたらコメントでご指摘ください。ご協力、お願い申し上げます。
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■ Photo stitching software 360 degree Panorama image software - PTGui
http://www.ptgui.com/
PTGuiが読み込むことが出来る写真の画像フォーマットは、以下の通りです。
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(クリックすると拡大します)
- .tif/.tiff
- .jpg/.jpeg
- .png
- .hdr
- .rgbe
- .exr
下三つはHDRIフォーマットですね。「HDR Shop」や「PhotomatixPro」などのHDRI生成専用ソフトやPhotoshopなどで作ることが出来る広域ダイナミックレンジ画像(High Dynamic Range Imageー略称「HDRI」)を、結合元の写真データとして読み込むことが出来るようです。HDRIに関してはボクは門外漢なので、余り多くは語らないことにします。ぜひGoogleなどで検索して調べてみてください。
ボク自身はPTGuiProにHDRI生成プログラムが入ってることもあり、普段はTIFFやJPEGで読み込むことが多いです。
ちなみにJPEGやPNGは不可逆圧縮フォーマット、つまり恒久的画質劣化を伴う圧縮技術を使った画像フォーマットですので、レンズを通してCCDに写った後のカードに保存される際に画質が劣化します。
"後の加工を考えると、入力画像は出来るだけ素の状態が望ましい"というCG処理の基本に立ち返ると、写真撮影時の保存フォーマットは「RAW」で撮影し、現像ソフトでTIFFに変換現像することをお勧めします。
またPTGuiはRGB各16bit画像を扱うことが出来ますので、RAW現像時に16bitTIFFにすると尚良いのでは無いでしょうか?
(その分、PTGuiの出力時のスピードは格段に遅くなりますが)
ところで、PTGuiの利点として「アルファチャンネル」の利用が挙げられます。
これは「透明度」を司るチャンネル(特別なレイヤーのようなもの)を持っていて、画像の一部を透かしたりすることが出来ます。
このアルファチャンネルを利用して、底面撮影データの三脚や人の足を消して透明にしたデータを作成し、この画像そのものを合成することで、合成後の底面加工を省こうというものです。
(下記のスクリーンショットは、クリックすると拡大します)
まず、RAW現像ソフトでTIFFフォーマットに変換した底面写真を用意します。
この時の写真は、マウントから外して手持ち撮影した写真なので、横に外した三脚や撮影者の足が写り込んでいます。これを消去して透明化させてみましょう。
使うソフトは、言わずと知れた「Photoshop」。ボクはCSを使ってますが、もちろん最新のCS3でも同じことが出来ます。
他のソフト(GraphicConverterとか)も出来るのかな?誰か、調べてください。

写真を読み込み、ブラシツールを選んでおきます。消去しやすいブラシサイズを選んでおきましょう。

画面をクイックマスクモードに切り替え、マスクしたい場所をブラシツールで塗り潰していきます。

チャンネルウインドウの「選択範囲をチャンネルとして保存」ボタンをクリックすると、「アルファチャンネル1」という名称が自動的に作成される新しいチャンネルが出来上がります。
保存時の条件は、以下のような感じになります。

ちなみに、HDRI用にブラケット撮影したデータの場合、同じアルファチャンネルを共有したいですよね。
そこでTips。
アルファチャンネルを作成した画像から、そのまま別の画像にそのチャンネルを持って行きましょう。

こうして同じ条件(この場合は、ブラケット撮影した同じ解像度の16bitTIFFデータ)を重ならないように並べます。

先に作っておいたチャンネルウインドウのアルファチャンネルをクリックして掴み、別の画像ファイルの画面上にドラッグ&ドロップします。

先に作ったアルファチャンネルと全く同じ位置で、別の画像にも同じ形のアルファチャンネルが出来ます。
もう1枚の画像も同様にして作ります。
これで作ったデータは、こんな感じになります。
PTGuiProでExposureFusionで最適化した後のパノラマエディタ画面です。
以上のようなプロセスを踏むと、底面の修正処理工程が、格段に楽になると思いませんか?
一度試してみてください。
次回は、パノラマ化の際に各画像をレイヤーで残したPhotoshop形式の画像で、画像間のブレや合成ミスを修正する方法をご紹介します。
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