今回はWYSIWYGでパノラマ変形を編集できる「Panorama Editor パノラマエディタ」画面について、お話します。
誤訳などがありましたらコメントでご指摘ください。ご協力、お願い申し上げます。
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■ Photo stitching software 360 degree Panorama image software - PTGui
http://www.ptgui.com/
「Panorama Editor パノラマエディタ」画面は、その名の通りパノラマ画像を編集する機能が満載の画面ですが、普通にプレビュー画面として常に表示させておくと便利です。
ショートカットは「コマンド+E」。PTGuiの中で一番頻繁に使われるショートカットかもしれません。メニューバーからは「Tools > Panorama Editor」を選択すると開きます。
画面上部にはメニューボタンが、画面左下には現在のProjection 図法が、画面下中央には現在選択されてるメニューツールのヘルプが、それぞれ載っています。
この画面の基本操作は、写真を任意の場所でドラッグすること。これにより画面構成が"ほぼ"リアルタイムに変化します(スピードはCPUパワーにモロに依存しますが)。
画面下部中央のスライダーはグリッドを表示させます。
初期設定では、中央から縦横に1本ずつ線が伸びているだけですが、このスライダーを右に動かすことで、細かいグリッドから大きいグリッドまで自在の大きさのグリッドを表示させることが出来ます。このグリッドはパノラマエディタ画面から表示させるプレビュー画面でも表示されますので、非常に便利な機能です。

画面右下角のスライダーは水平/垂直方向の視野角を調整します。
円筒パノラマのプロポーションを変える時などには便利ですが、それ以外には余り使い道も無いかもしれません。
次にメニューボタンを詳しく説明していくことにしましょう。
まず、「Panorama Editor パノラマエディタ」画面には3つのモードがあります。
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Edit individual images 個別画像編集モード:
to reposition each image individually
個別にそれぞれの画像を移動させて再配置させます
Move image with the mouse, hold down Ctrl to rotate
マウスを使って画像を移動します。コントロールキーを押したままだと回転します
このモードの時には画像IDのタブが表示され、タブの番号をクリックすると、そのIDの画像(変形済み)が明るく表示され、編集するときに見やすく(掴みやすく)なります。
またこの時、ボタングループの左端にある
をクリックしておくと、タブのIDをチェックすることなく、パノラマ中でマウスオーバーするだけで変形した画像が明るく表示され、見やすくなります。
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Edit panorama パノラマ編集:
to reposition the panorama as a whole
パノラマ全体を一つとして再配置させます
Move image with the mouse, hold down Ctrl to rotate
マウスを使ってパノラマを移動します。コントロールキーを押したままだと回転します
このモードの時には、パノラマ全体を移動させることが出来ます。よほどのことが無い限り、このモードを使って編集することになるでしょう。
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Set center point 中心点をセットする:
to center the panorama around a center point
中心点の周りにパノラマを合わせる
Click on the desired center point
希望する中心点をクリックして下さい
このモードでは、画面上の好きな場所をパノラマの中心に移動させることができます。
これらに対し、以下の4つのボタンはそれぞれ、
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Fit Panorama 出力画面にフィットさせる:
このボタンは、パノラマ画像を出力領域いっぱいに広げるために、パノラマのFoV視野角を修正します。
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Center Panorama 画面の中心に配置させる:
このボタンは、出力領域の中心にパノラマ画像を再配置します。
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Straighten Panorama パノラマをまっすぐにする:
このボタンを使うと、まっすぐになる...ことがある、というぐらいの機能です。
普通の真っ直ぐにするんだったら、水平や垂直のコントロールポイントを設置した方が早いような気がします。
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Numerical Transform 数値入力:
このボタンをクリックすると、下記の様な数値入力画面が出てきます。

Shift the entire panorama by パノラマ全体を移動させます:
Yaw 水平角:
Pitch 垂直角:
Roll 回転:
【Apply 適用】
数値が入ったまま【Apply】ボタンをクリックすると、その数値がそのまま反映されますので、再入力の際には必ずフォームの数値を消去することが必要です。
次いで、Projection 図法をワンクリックで変更するボタンも用意されています。
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左から「Rectilinear 心射方位画像(長方形)」「Cylinderical 心射円筒画像(円筒パノラマ)」「Equirectangular (for Spherical panorama) 正距方位画像(球形パノラマのための)(全方位パノラマ)」と続きます。右端の▼は、クリックするとプルダウンメニューが表示されます。

内容は「チュートリアル和訳[6]:出力パノラマ設定」で紹介した内容と同じですね。
この号で紹介した図版は、このパノラマエディタのこの機能を使って表示させています。
そして興味深いところで、このメニューの下2つが非常に便利なショートカットです。
1つは
「Spherical: 360 x 180 Equirectangular」
CubicVRのような全方位パノラマを作成する時の標準図法としておなじみのフォーマットは、「コマンド+シフト+H」のショートカットが与えられています。テンプレート要らずだったりしますね。意外と使う機会は多いかもしれないので、覚えておいて損は無いと思いますよ。
そしてもう1つ。
「Little Planet: 360 x 360 Circular」
円周魚眼レンズを模した独特の図法ですが、Photoshopの極座標フィルタなどを使った「小惑星写真」が簡単にこの図法とパノラマエディタの編集で作ることが出来ます。ちょっとご紹介しておきましょう。
まず、空が見える全方位パノラマ画像用写真を用意し(小惑星画像は、円周部になる天面がなるべく空白な方が浮遊感が出ます)、コントロールポイントを設置して、最適化まで済ませておきましょう。この段階では未だ「Equirectangular」です(慣れもあるので、この図法で作り込んだ方が早いと思います)。

(クリックすると拡大します)
次に、「Panorama Editor パノラマエディタ」画面の図法メニューから「Little Planet: 360 x 360 Circular」を選択して下さい。

(クリックすると拡大します)
最後に、「Panorama Editor パノラマエディタ」画面上部のボタン群から、左から4番目の
「Set center point 中心点をセットする」ボタンをクリックして選択し、画面の中の一番底の部分をクリックすると、その部分が画面の中心に移動します。

(クリックすると拡大します)
Photoshop要らずで簡単に小惑星画像が作れますね。
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Keep this window on top of other window
この画面を常に最前面表示にする
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Preview プレビュー画面で表示する:
「Rectiliniear」「Cylinderical」「Equirectangular」の各図法では、メニューバー「Preference... 環境設定... > Folders & Files フォルダ&ファイル」で設定したプレビューアプリケーションで、この現時点での図法をプレビュー表示させることが出来ます。
特にEquirectangularで「□Use Quicktime player Quicktimeプレイヤーを使用する」にチェックを入れておくと、「Spherical: 360 x 180 Equirectangular」画像のプレビューは、全方位CubicVRプレビューが可能になります。
次回お届けする「Preview」と若干挙動が違いますが、その辺は次回に併せてお話したいと思います。
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この小惑星射影って、いわゆるstereographic写像とは違いますよね? 単純に半径方向に角度を等間隔にわりあてているように見えます。円周に近付くほど像がゆがむので、いまいちきれいじゃない気がします。
>mattoさん江
天空が円の場合、円周部が滲んでも色が単色なのでアリなのかな、
と思って紹介しました。
いかにも「惑星」っぽく作るのが目的ですからね。
あと、中心部が若干小さめに仕上がってしまうので、
その辺がネックではありますが。
でもPhotoshop要らずで、PTGuiで完結するのは大きいかな、
とも思ったりもします。いかがですか?(笑