PTGuiチュートリアル和訳 [9] : コントロールポイントの設置(Control Points)

今回は手動でコントロールポイントの設置を行う「Control Points コントロールポイント」画面について、お話します。
誤訳などがありましたらコメントでご指摘ください。ご協力、お願い申し上げます。

PTGui
Photo stitching software 360 degree Panorama image software - PTGui
http://www.ptgui.com/



(クリックすると拡大します)

(以下に示す「」はPTGuiProのみの機能です)

Provide control points (matching points on two overlapping pictures). As a rule of thumb, provide at least three control points for each pair of overlapping images. It's easy: simply click on matching points on both images.
コントロールポイント(2枚の写真の重なり合うポイント)を配置します。原則として、少なくとも3点以上はコントロールポイントを置いてください。設置方法は簡単です。隣り合う写真の同じ場所を単純にクリックするだけです。


画像IDを指定するタブです。
画面左下の前後移動ボタンでリンクしながら進むことも出来ますし、タブをクリックすることで左右別別に指定することも出来ます。

CP type: Type of the next control point to be placed
コントロールポイントのタイプ:設置するコントロールポイントのタイプを決める
 Normal ノーマル(点)
 Vertical line 縦線 ( | t1)
 Horizontal line 横線 ( --- t2)
 New line 新規線 (t3)


画像の向きや表示サイズは、下記のプルダウンメニューで調整します。

Rotate:Orientation of the left/right hand image. Use Auto to synchronize with the orientation in the panorama.
回転:左/右側の画像を回転させる。「Auto」使用時は、パノラマの向きに準じる。
 0,90,180,-90,Auto
Zoom 拡大/縮小:
 Fit 画面に合わせる,5%,6%,8%,10%,13%,17%,25%,33%,50%,100%,200%,300%,400%,600%,800%,1000%,1200%,1600%,2000%

PTGuiProでは、表示画像の明るさを変えることが出来ます。

Preview exposure 露出プレビュー: ーーーーーーー▽ーーーーーー EV[ ]


画面左下のボタンアイコンでは、操作を楽にする機能が搭載されています。

Previous:
Switch to the previous image in both windows
前へ:両方の画面を前の画像に戻す
Next:
Switch to the next image in both windoes
次へ:両方の画面を次の画像に進める

Auto Jump:
After placing pne control point, move the mouse pointer to the expected location of the matching point automatically
自動ジャンプ:片方の画像にコントロールポイントを配置した時、もう片方の画面中のマッチするポイントに、マウスポインタを自動的に移動させる

Auto Add:
After placing one control point, attempt to place the matching point in the other image automatically
自動追加:片方の画面にコントロールポイントを配置した時、もう片方の画面中のマッチングするポイントに、自動的にコントロールポイントを配置する

Link:
Link the scroll bars of the two images
リンク:2つの画像のスクロールバーをリンク(同時移動)させる

Auto Contrast:
Increase the contrast in the floating zoom window
自動コントラスト:拡大ルーペのコントラスト自動的に上げて視認性を良くする

右4つはチェックを付けておくことをお勧めします。チェック後はアイコンが暗転します。


画面右下には、コントロールポイントの情報が自動的に入力されます。この数値はこの場所では編集できません。

Index ポイント番号
Left Coord
Rigth Coord 右画面でのポイント座標
Type ポイントのタイプ
Distance 2点間の距離

このリストで任意のコントロールポイントをクリックすると、上の2画面中にある各ポイントが点滅し、それぞれ拡大ルーペが表示されます。
各列の名前をクリックすると、その列をソートすることが出来ます(「Left coord」「Right coord」除く)。昇り順は「>」降り順は「<」で表示されます。
コントロールポイントを削除したい場合、削除希望のポイントをリストから見つけてクリックして選択し、キーボードを「delete(デリート)」キーを押せば削除できます。削除された後は、ポイント番号は繰り上げられます。

コントロールポイントの移動は、ポイントをクリックしたままドラッグ移動すると、ポイントの微調整ができます。
新規ポイント配置時に対応するポイントの自動配置の精度が粗いので、ポイントをクリックしたまま離さずにドラッグ移動すると、希望位置に配置することが出来ます。

画面中のコントロールポイントを右クリックすると、下記のような機能が利用できます。

Delete このポイントを削除する
Type コントロールポイントのタイプ
Optimize 最適化


コントロールポイントのタイプは、非常に重要なので、覚えてください。

Normal ノーマル(点)
通常使われるコントロールポイントです。2つの画像中に一致する「点」をそれぞれ指定することで、合成時に画像を変形させる原点にします。
配置する場合は、画像の中で出来るだけ広く分散させる必要が有ります。
左右違うID(通常は隣り合う画像のID)を左右に並べ、片方の画像の中に見られる"角"として認識できるような色変化が著しい点を決め、そこをクリックします。すると自動的にポイントが設置されます。
もう片方の画面に、同じと思わしき場所をクリックすると、コントロールポイントが対称点として認識されます。
最初は全て手動で配置しなければなりませんが、4点以上を配置していくと、既に配置したポイントの位置情報を解析し、片方をクリックするともう片方のポイントの位置を自動決定していきます。ポイントの配置が進むにつれて、ポイントの一致精度が上がっていきますので、出来るだけ多くポイントを設置する方が良いでしょう。
しかし、あまり多すぎると、パノラマ作成の計算処理時間を長くすることにも繋がりますので、自分の環境(CPUパワーやHDDスピードなど)を考慮にいれながら、適当なポイント数を決めましょう。

Vertical line 縦線 ( | t1)
パノラマ画像の垂直要素を強制的に決定するのが、このタイプのポイントです。
画像IDタブで左右とも同じ画像を選択し、画像中に認められる垂直要素の出来るだけ離れた2点を、両画面に配置します。
左右違うIDの画像同士で、垂直を調整することも可能ですが、視認性が悪いので、同一画像で調整する方をお勧めします。

(クリックすると拡大します)

Horizontal line 横線 ( --- t2)
パノラマ画像の水平要素を強制的に決定するのが、このタイプのポイントです。
画像IDタブで左右とも同じ画像を選択し、画像中に認められる水平要素の出来るだけ離れた2点を、両画面に配置します。
左右違うIDの画像同士で、水平を調整することも可能ですが、視認性が悪いので、同一画像で調整する方をお勧めします。

(クリックすると拡大します)

New line カスタム直線 (t3)
画像中の特徴が無い「送電線」のような直線を決定するポイントです。
画像IDタブで左右同じ画像を選択し、画像中に認められる直線要素の出来るだけ離れた2点を、両画面に配置します。
上記で作った直線の設定は保存されますので、同じ直線要素の違う場所でポイントを配置してください。同じ要素の直線で有効なポイント数は、最低4ポイントです。
違う要素の直線を設定する時は、さらに「New line」を選択すると、前に作っていた線は保存され、プルダウンメニューの最下段に新たな「New line」が作成されます。
この機能はPanoramaTools独自機能です。この機能を使用したい場合は、環境設定画面の「Panorama Tools」タブで、予めダウンロードしておいた「PanoTools.bandle」の場所を指定してください。


(クリックすると拡大します)


コントロールポイントの自動生成は、PTGuiの非常に強力な機能のひとつです。
ポイントのタイプは、全て「ノーマル」です。
ポイントの自動生成方法は2つ。
1つは「Project Assistant」画面の【2. Align images...】 ボタンをクリックする方法。
これではポイントの自動生成から最適化まで全自動で行います。

もう一つは、メニューバーの「Control Points > Generate Control Points (コマンド+オプション+G)」を選択します。
これによって出来るポイントの数は、環境設定の「Control Point Generator」タブで決定したポイント数を超えない量です。

自動生成されたポイントは、以下のようになります。(最大ポイント数「80」で設定しています)

(クリックすると拡大します)

またこのメニューでは、
Generate Control Points コントロールポイントを自動生成する
Generate Control Points for selected images 選択された画像のコントロールポイントを自動生成する
Delete All Control Points 全てのコントロールポイントを消去する
Delete Worst Control Points 不良コントロールポイントを消去する
のような機能が用意されています。

最下段の「不良コントロールポイント」に関しては、次回の「Control Point Table」でご紹介します。



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コメント(2)

いつもいつもお疲れさまです。
PTGui和訳、すごいことになってますね。
これ書籍かpdfにすれば私は買います。
間違いなく日本のVR界は二宮さんが引っ張ってますね〜

>Masterさん江
ありがとうございます。
自分でもスゴイことになってると思います。
PDFは...たぶん高木さんがやってくれることでしょう(爆
販売ねぇ...折角なら書籍化したいな。
ソフトの使用説明と、作品制作指南の2冊同時で!
でも、そんなこと言ってると、
PTGuiだけじゃなく、StitcherやAutopanoPro、Pano2VR、PhotoWarp、Pleinpotも翻訳せんとアカンようになりますし(自滅

PhotomatixPro3に関しては、信州の古籏一浩さんがMacOS X版の日本語訳リソースを配布してらっしゃいますね。
http://www.openspc2.org/reibun/Photomatix_Pro3/index.html
(ぼくもコレに習ってみたんですが...正直、大変ですよ、ホント。古籏さんのチュートリアル構築作業には、頭が下がります。)

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