オープンソースのHDRI生成エンジン「enfuse」

やっとこのブログで紹介する環境が整いました。
昨夏のGoogle Summer of Codeに参加したhugin/PanoToolsグループがその時に開発したと思われる、オープンソースのHDRI生成エンジン「enfuse」が、かなり安定性を増し、さらにGUIフロントエンドソフトもリリースされてきましたので、ここにご紹介します。

enfuse - PanoTools.org Wiki
http://wiki.panotools.org/Enfuse

もともとは「Exposure fusion」という論文がベースになっています。
(異なる露出で撮影された写真の合成方法が理論化されていて、斜め読みですがとてもためになりました)
これを、パノラマ生成の際のブレンドエンジン「Enblend」の開発者Andrew Mihal氏とhuginの開発チームが実装させました。

昨年末にPanoToolsメーリングリストで話題に上り始め、開発とテストが活発に繰り返されていたんですが、どのタイミングでココに発表しようかとっても悩みました。
まずボク自身が検証できなければ意味無いですしね(苦笑)
やっとフロントエンドソフトの検証もできて、やっと皆さんにご紹介できることになって、とっても嬉しく思います。

現在、enfuseを使う方法は、2種類あります。
PanoTools.orgがリリースするオープンソースのパノラマ画像合成ソフト「hugin」の最新バージョンでは、enfuseを使ったHDRI生成メニューが装備されていますので、こちらを使う方法があります。これに関しては後日huginの最新情報をお届けする予定です。

そしてもう一つは、enfuse独自のGUIフロントエンドを使う方法があります。幾つか用意されているようなので、こちらでまず試してみては如何でしょうか?

[ Windows ]
EnfuseGUI (Ingemar Bergmark : free)
http://software.bergmark.com/enfuseGUI/

[ MacOS X ]
XFuse (Kekus Digital : free)
http://www.kekus.com/for_reg_users/
Bracketeer (Pangea Software : $19.95)
http://pangeasoft.net/pano/bracketeer/

XFuseBracketeerに関しては、明日と明後日の2日に分けて、簡単に使い方をご説明していきます。お楽しみに。

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コメント(2)

以前パノラマ仲間に教えてもらってから使ったりしていたのですがenfuseは今まで使ったHDRソフトの中では一番自然な仕上がりでした。

>sizuさん江
そうなんですよ。HDRI生成ソフトとしては、非常に優秀な理論の実装に成功してると思いますね。GSOCに参加したPanoToolsチームに感謝ですね!
論文の例を見てもわかる通り、フラッシュを焚いた写真と焚いてない写真を合成する、なんていう荒技にも対応してたりするので、よほど「平均合成」の理論化に自信があるのでしょう。
PanoToolsメーリングリストでは、今も盛んなバグレポートが交わされ、どんどんアップデートが重ねられています。あと数ヶ月はバージョンがどんどんアップしていくでしょうね。

これに伴って、独自HDRI生成エンジンを積んだPTGuiや、Photomatixとの連携をはかるStitcherがどのような動きをするのか、最初からHDRI生成を唱うAutopanoProがどのような方向に向かうのか、ちょっと気になるところです。まだまだパノラマソフトは進化しそうですよ!

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