QTVRクリエイターにAdobeCS3導入は必要?

全国のIntelMacユーザが待ち焦がれていた「Adobe Creative Suite 3(通称AdobeCS3)」の日本語版リリースが決定し、予約注文が開始されました。6月下旬から順次出荷される予定らしいですが、アメリカでは4/16に発売開始していますから、本国から2ヶ月遅れは今までのリリースの中では最速じゃないでしょうか?IllustratorやinDesignの日本語組版仕様の開発で、いつも1年遅れぐらいだったんですよねぇ。まさかこんな早くリリースされるなんて、嬉しい驚きでした!

■ アドビ システムズ社、ADOBE CREATIVE SUITE 3ファミリーを発表(Adobeニュースリリース)
http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200705/20070508creativesuite.html


Adobe CS3


AdobeとMacromediaが合併してから初めての、最初からまとめてリリースするデザインスイートなので、どういう商品ラインナップになるのかと思いきや、余りの選択肢の多さにかなりビックリですねぇ。
ボク自身はウェブデザインを生業としてますんで、今回は「Web Premium」のアップグレード版かなと考えてますが、QTVRクリエイターに必須のプログラムは何か、ちょっと考えてみましょう。まずはどんなソフトが用意されているのか、並べてみましょう。

  • InDesign CS3
  • Acrobat Professional 8.0
  • Photoshop CS3 Extended
  • Photoshop CS3
  • Illustrator CS3
  • Flash CS3 Professional
  • Dreamweaver CS3
  • Contribute CS3
  • Fireworks CS3
  • After Effects CS3 Professional
  • Premiere Pro CS3
  • Soundbooth CS3
  • Encore CS3
  • On Location CS3
  • Ultra CS3
  • Bridge CS3
  • Device Central CS3
  • Version Cue Server CS3

またこれらのソフトを組み合わせたパッケージの種類も多数用意されていて、目的に合わせた無駄のない購入計画が立てられるようになっています。


  • Design Standard

  • Design Premium

  • Web Standard

  • Web Premium

  • Production Premium

  • Master Collection


(どのプランにどのソフトが入ってるかは、ITmediaの記事を参照のこと)

それにしても高いですね。まるで昔のMacromediaを見てる様...(苦笑)。
“全部入り”の「Master Collection」が欲しい気もしないでもないですが、半分は年に1回も使わないソフトがありそうな予感もするので、HDDの無駄遣いを無くすためにも効率よいパッケージ選びを心がけたいものです。

さて、QTVRに特化して考えますと、やっぱり「PhotoshopCS3 Extended」は外せないですよね。
Photoshopのツールバーが1列になったのを懐かしいと思う人、どのくらい居るんでしょうか?(確かPhotoshop5ぐらいまでは1列だったんですよねぇ)
QTVR制作に於けるPhotoshopの役割は、やっぱりスティッチ後の修正が全てになるでしょう。PanoramaTools系ソフトで出力されるレイヤー付きPhotoshop形式のパノラマ画像を修正しますが、動きのあるブレた重なり部に対してレイヤーマスクの加工を施すのが一般的なやり方ですね。マスクを新たに作成する場合に使える「選択ツール」のバリエーションがまたまた今回も増えたのは、作業効率アップには非常に役立つと思われます。
3Dやモーショングラフィクスに対応した「Extended」が必要かどうかはちょっと疑問に残るところですが、もしかしたらバニシングポイントは使えるかもしれませんね。
32bitHDRIのサポートや、Lightroomとの連携も強化されていて、QTVRクリエイターには非常に役立つツールであることは間違いないことでしょう。

さぁ、ココでもうひとつご紹介したいのは、実は「Adobe Bridge CS3」です。
QTVR用撮影では、多くの写真を撮影します。ボク自身もそうですが、基本RAWで撮影し16bitTIFFで現像し、それをスティッチしてPhotoshopで修正して...となると、非常に多くの“大容量”な画像データを扱うことになります。数百MB単位(たまに1GB以上)の画像データをストレスなく扱うには、画像ビューアが必要になりますが、そのときに役立つのがこのBridgeです。ファイル整理で困ってる人には非常に強力な武器になると思います。特に関連画像を展開可能なグループにまとめる「画像のスタック」機能がようやく出たところで、これは買いかな、と。
このBridgeは単体では販売されていません。CSへのバンドルのみで入手することが出来ます。
従って、QTVRクリエイターがCS3を導入するとすれば、Photoshopの為ではなくて、実はその周辺ユーティリティの導入を同時に出来るか、という観点で考えた方が良いと思われます。

さぁ、IntelMacユーザーのQTVRクリエイターの皆さん、是非ともIntelCPUのネイティブスピードを、Adobeのソフトウェアで体感してみませんか?
(...って言いつつ、ボクは未だPowerBookG4なんですが)

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