驚愕の力技「Google Maps Street View」と、その対抗馬(テスト版)
Googleってその資金力にものを言わせて力技で勝負するのが本当に得意な会社ですよね。
今度はパノラマ業界に殴り込みをかけてしまったようです。
「Google Maps」は皆さんご存知、地図情報を無料で自分のサイトに取り込むことが出来るようになった、ホント嬉しいサービスではありますが、何とそこにパノラマムービー情報を入れてしまったんでした。PanoToolsメーリングリストに今朝方入ってきた本当にホットな情報です。またエントリーも少ないですが、これからどんどん話題が溢れることでしょう。
まずは下記のURLを正確にアクセスして下さい(URLはPanoToolsメーリングリストからの転載です)。

■ Google Maps Street View
http://www.google.com/maps?f=q&hl=en&q=94111&ie=UTF8&om=0&layer=c&cbll=37.78327,-122.4027&cbp=1,360,0.49233769706185,0&gl=us&ll=37.796492,-122.390614&spn=0.044424,0.079823&z=14
すると、GoogleMapsの右上に「StreetView」というボタンがありレイヤーが追加されたことが分かります。
現在はテスト版ということでロサンゼルス他一部のエリアのみのサービスとなっているようで、そのエリアは青い線で囲まれています(地図(Map)では分かりづらいですね。衛星写真(Satellite)の方が見やすいかも)。

そしてこのエリアで見たい箇所をクリックすると、例の吹き出しが出てくるんですが、その中にサムネールというには割と大きめのパノラマムービーが登場します。

パノラマムービーの回転は水平方向のみの円筒パノラマ。自動回転はされてません。特色なのは地図の通り方向と同じガイドがあり、そこに矢印が付いてるんですが、それをクリックするとフェードイン/アウトのトランジションがかかりちょっとだけその方向に進むことが出来ます。疑似ウォークスルー体験が実現されているのが分かります。ムービーそのものはFlashを使っているようですね。ムービーエンジンだけFlashで外部パノラマ画像データを読み込む方式なのでしょう。
さらに吹き出し右上の「fullscreen」をクリックすると、ブラウザ画面いっぱいにムービーが大きくなります。さすがにスクリーン自体がモニタにフィットすることはないようです。

実際のところ、これ、そんなに訴求力あるかな、ってのが実感でした
確かに面白いのは面白いんですが、まず突貫工事で作ったのが丸ワカリなのが、パノラマムービーの質の低さ。解像度の問題ではなく撮影者の技術不足がモロに出ているムービーが山盛り!これだったらCCDバッグ搭載の中判カメラにワンショットミラー付けて撮影した方が、技術もさほど要らずにそこそこ解像度の高い大量の水平パノラマムービーを作れるのになぁ、なんて思いました。
そしてちょっと面倒なのが、パノラマ回転のドラッグ方向がQTVRと逆なんです。これ、何とかしてくれ!マヂで。
折角の面白い試みだと思いますが、余りにもコンテンツの精度が低いので、もうちょっと様子見かな、と。
APIが提供されるようなので、その辺は非常に楽しみな部分ではあります。情報の流布待ちですね。
で、この話題になってすぐに食いついてきたのが、オーストラリア・ブリスベンを中心に活躍してるパノラマクリエイターのAaron Spence氏(「World QTVR weblog rss」でも頻繁に更新されている「Destination」でもお馴染みです)。なんと彼も独自で同じようなサイトを構築してる真っ最中でした。

■ Panedia
http://www.pano.com.au/panedia
(this is a technology demo only)
こちらの方がインターフェイスとしても完成度は上のような感じですね。
ただフルスクリーン版がまだ動いてないようなのですが、完成にはもうちょっと時間がかかるのかな?
どちらにしろ、いよいよパノラマムービーとデジタルマップの融合が始まりだしたようです。
ボクが現在構想を練っている日本版QTVRコミュニティも、どうやら早く立ち上げないとイケマセンね。
参考ニュースは以下に。
■ Google Mapsに「Street View」機能、地上から見た道路の風景を表示
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/05/30/15877.html
■ 街に飛び出す「Google Maps」--道路レベルでの表示を追加
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20349788,00.htm
■ ITmedia News:Google Mapsに目的地の風景表示機能とガジェット作成ツール登場
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/30/news013.html
Panorama ¥1,200- ★★★ |
Pano ¥350- ★★★ |
PanoLabo free ★★★★★ |
PanoLabo Pro ¥600- ★★★★ |
TripStitch ¥1,200- ★ |
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PangeaVR free ★★★★★ |
PangeaVR Pro ¥2,300- ★★★★★ |
Cube World free ★★★★ |
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お久しぶりです。
このパノラマって、クルマの屋根に4方向とかイッパツ撮りできるCCDカメラを積んで、走りながらビデオ撮影したものが元素材ってコトはないでしょうか。あの膨大な点数と路面からの高さ、車線の真ん中にいるコト等を考えると、イチイチ停まって撮影したとは思えないわけで。
>takagiさん江
大変ご無沙汰しております。
>走りながらビデオ撮影したものが元素材...
車に関しては、ボクもそう思います。だって撮影位置がおもいっきり車線ですからね。
最初考えたのは、サンルーフを開けて体を乗り出し、いちいち止まって2〜6ショット撮ってはまた移動して、の繰り返しだと思ってたんですが...。ムービーによって、スティッチ跡が見られるものもあるのでビデオ動画ってことは無いとは思います。
それに拡大画像がかなり鮮明で、それも同時に撮ってるとなると、やっぱりビデオでは無理なんちゃうかなぁ...解像度のことを言うと、ワンショットも無理アリかも、ですね。
それにしても、異常な数のパノラマ数ですよね。ホンマ、力技に感服です。
>走りながらビデオ撮影したもの
む、、、日本に上陸する前に、自転車にワンショットのせてローラー大作戦って如何でしょうか、にのみやさん?
>keijiさん江
それってビデオに付けてって意味ですよね?(泣
弟からHD-CAM借りて来なくちゃ...てレンズ径合うんかな?(ああ、自作か)これだけの点数なら、多分自転車よりも徒歩の方が撮影時間が短くて済むと思われます。やろうかなぁ...
って、実はウチの360OneVR、またクラッシュしたんです(号泣)。若沖展撮影の翌日のことでした。今回はミラー部全損で手の打ちようが無く、仕方なくKaidanに再オーダーしました。注文過多で3週間ほど待たないとイケナイらしいです。でも祇園祭には間に合いそうなので、今年は全ての通りをこのGoogleMapsStreetViewの要領で行こうと思います...って、実は去年から考えてたのに、Googleに先を越されてしまいました(自滅)。
Kaidan社をキャンセルして、映蔵っていう手もあるのか。どうしよう...。
> このパノラマって、クルマの屋根に4方向とかイッパツ撮りできるCCDカメラを積んで、走りながらビデオ撮影したものが元素材ってコトはないでしょうか。
パノラマを見れば判りますが、4方向ではなく8方向です。また、画像の解像度、画質、縦横比からデジタルビデオではなく、デジタルカメラです。
カメラはおそらく安いもので、レンズはズームの焦点距離を16mmぐらいにして撮影しているはずです。解像度は9000*1800ピクセルぐらいになっています。したがって、ミラーで一発撮りするのは無理です。
撮影はもちろん走りながらです。いくつかのパノラマを比べてみれば、前後に走っている車が同じだということに気がつきますし、交通規制をせずに交差点の中に車を止めて撮影をする、なんていうのは、いくらアメリカでも許可されません。
> それにしても、異常な数のパノラマ数ですよね。ホンマ、力技に感服です。
このレベルのパノラマなら1点2〜3分で変換できるので、1日あれば一人でも400点ぐらいはできますよ。5人で2週間撮影すれば、20,000点とかになります。おそらくそんなペースで作っているはずです。
> これだけの点数なら、多分自転車よりも徒歩の方が撮影時間が短くて済むと思われます。やろうかなぁ...
やってみればわかりますが、道は自動車から撮るもんです。なぜなら、道は既に人間のものではなく、自動車のものだからです。高速道路に限らず、多くの陸橋、ガード、橋は人間(および自転車)の通行を禁止していますし、二輪も通行禁止になっているところがたくさんあります。
---
というわけで、私はGoogleのやっていることはとても妥当だと思います。
レンズポイントの高さ、街灯よりやや低いぐらいの位置ですね。クルマのルーフからポールを突き出しての撮影でしょうか。おそらく、此の為にリグを作ったのでしょうね。もしかしたらクルマ改造してるかも。
後処理は、これはバッチ処理で捌いたのかな。日本だと高田馬場の会社が密かにもうやってそう(笑)。
>冨士さん江
さすが苦労を知ってる方の言葉は違いますね!
あの富士山への道のりは、方法論こそ違いはすれ、概念は全く同じですもんね。
実はボクも、ワンショットで同じようなことを考えたことが有ります。京都の祇園界隈の町並みは幹線道路以外は歩行者が通れるので、50mおきにワンショットで撮り続けた覚えが有ります。確か3時間で200ショットぐらいとったのかなぁ。手持ち撮影でなおかつ顔を上に向けて撮影するので、筋が違えるかと思う程首が痛くなった覚えが有ります(苦笑)。
この時は、祇園界隈の3Dマップを作るという友人の仕事の参考資料として作成したんですが、QTVRではフェードイン/アウンなどのトランジションのコントロールがQuicktimeProでは巧くいかず、疑似ウォークスルーの感じが思った以上に出なくて、それっきりやらなくなってしまいました。
今となっては、Flashを使わなくてもDHTMLを用いたトランジションを使ってQTVRのマルチリンクを臨場感を持って対応できるような気がします...勿論、画面遷移時のタイムラグはどうしようも無いので、StreetViewのFlashのようなダイナミズムは求められませんが。
確かにGoogleのやってる方向は間違っては無いと思うんですが、あの解像度の低さにユーザーが辟易しないか、それが心配です。
でもまぁ、パノラマに脚光が浴びるのは嬉しいことです。歓迎したいですね。
>sokadaさん江
ご無沙汰しております!(笑
車上撮影っていうと、キャラバンのサンルーフを開けて、梯子状のガチガチのアルミステイ付けて、6〜8方向への撮影をリモートコードで社内から撮りまくる、って感じでしょうね。
ポールだとしなって大変だと思いますが、如何でしょう?(笑
後処理は、オープンソースのPanoramaToolsなんかでバッチアプリを独自開発してるかもしれませんね...Googleならやりかねないし(笑
ボクがやった時はワンショットなので、展開→QTVR化は、「PhotoWrap」というソフトでバッチかけました。撮影した時間よりは短かったと思います。むしろHTMLで繋ぐオーサリング作業の方が大変かも(なんだかとってもエンドレスだった記憶が...)。
(高田馬場の某社は、さすがにもうやらないって言ってました...が「そんなこと言ってない」って怒られそう!(苦笑))
> 日本だと高田馬場の会社が密かにもうやってそう(笑)。
高田馬場の会社っていうのは「プラズマ」のことですか。あれは2年前に倒産しましたよ。機材のメンテナンス契約も切ったんで、もうパノラマは作れないはずです。
冨士さん
ご無沙汰しております。
正確にいえば株式会社プラズマは倒産はいていません。
休眠中です。
事業を行っていない、という点ではほとんど一緒ですが。
メンテナンスについては毎月行う必要は無いので冨士さんに依頼していませんが、VRを作るのにはまったく問題ないですよ。
仕事の中心を個人的な規模にして映像業に行ってしまいましたが、VRはいまでも作っていますし。
冨士さんに作っていただいたVR制作システムは大事に使わせていただいています。
・・・と、二宮さん、ここの記事とは関係ない話題ですいません。
>小山ジロンさん江
うわぁ、こりゃまた珍しい人ばかり!(笑
ボクもご無沙汰してます。
プラズマの休眠...ってより、tokyo-vr.comの復活を願って止みませんヨ!(笑
このあいだ小島ぴろり。君が京都に来た時にジロンさんの消息もお聞きしました。お元気そうでなによりです。また東京行く機会があったら、声かけますね。呑みましょう!
撮影の方法、ここで分かりますね。
これ、4方向のワンショットなのかな。
しまった、上のコメント、肝心なURLが欠けてました。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20350052-12,00.htm
DODECA 2360だったらすっごく楽しそうだ。
>sokada、。さん江
ボクもGIGAZINEで見ました、その写真。
でもあんまり鮮明じゃないので分かりづらいですよねぇ。でGMSVで探してみようと思い、改めて繁華街でガラス窓の多いところを探してみたんですが、車が写ってるのは見つかりませんでした...1時間半も探したのに!(号泣
でも、DODECA 2360のエントリーでも書きましたが、Googleは今後アメリカ全土を撮影するために契約したということなので、この超バカ高い解像度機材で撮影するのは、もうちょい先でしょうね。でも、これが日本に上陸することを考えると...戦々恐々です。
ここの大きいリスト
http://streetviewgallery.corank.com