「Using Photomatix for panoramas」でHDRIが巧くなる?(3)

いよいよ「Using Photomatix for panoramas」の最終回です。今回は360°ワンショットミラーシステムを使う初心者の方からの質問です(まるでボクのようですね)。解答の内容はパノラマ撮影の基本を語ってくれてもいます。今一度おさらいするのにも良いですね。


Using Photomatix for panoramas

Q. ヴァーチャルツアーコンテンツの撮影のためのアドバイスは何かありますか? 私は初心者で、360°ワンショットレンズを使っています。

A.


  • 小さい絞り値を選びましょう(カメラがサポートしているなら、f8以上の数値で)。ワンショットシステムで充分な被写界深度を得るために重要です。

  • 低いISO数値を選びましょう(ISO100など)。

  • ブラケット撮影の時に照射時間(即ち、シャッタースピード)の数値だけが変わるように、カメラを絞り値優先モードにセットしましょう。

  • (連続撮影モードの)自動ブラケット撮影を選びましょう。カメラはシャッタースピードを変え、自動で異なる露出で撮影します。

  • オートブラケットの設定を±2EVにしましょう。少なくとも±1.5ならOKです。もしこれより少ない設定値しか撮れないのならば、手動で露出数値を変えなければならないでしょう。

  • 室内のダイナミックレンジを正しくカバー出来る充分な露出を求めてください。もし明るい窓があるなら、出来るならば2EVによる5枚以上のブラケット撮影が必要です(もしブラケット撮影が3枚しか出来ないならば、2回のブラケット撮影で同様のことができます)。

  • もし明るい窓があるなら、部屋の全ての明かりをつけるのは良いアイデアです。


良い品質のパノラマ画像を求めるのなら、ワンショットシステムよりもむしろ複数アングル撮影のスティッチをお勧めします。


室内で全部の明かりをつけるとは...確かにそうかも!
そして、白トビ/黒ツブレが酷そうな環境だと、やっぱり5段撮影は要るんですねぇ...大変だ、こりゃ。


これまで3回の総括をして、HDRIパノラマ画像生成のTipsにしてみましょう。

・ブラケット撮影による各露出データ毎でまずスティッチし、出来た複数枚のパノラマ画像を用いて、トーンマッピングツールでHDRI化しましょう。
・スティッチしたTIFF画像を平滑化する際に、透明部分の変換は白ではなく黒にして下さい。
・広いダイナミックレンジを持つ場所では、0±2EVの3枚撮影より、1.5〜2EVによる5枚以上の撮影がより有効でしょう。
・明るい窓がある室内では、室内の明かりを全て点灯させるのも有効でしょう。

以上がHDRI化の際のTipsとして挙げられました...意外と少なかったですね(苦笑)。
他にも「こんなことが読み取れたよ」とかありましたら、コメントください。補足します。

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