QTVR関連書籍 from Amazon

 2006年度「QTVR Diary」の新コンテンツ第3弾として、ひっそりとショッピングコンテンツをご用意しようと思い立ちました。今回は第1回として、Amazonで売られているQTVR関連書籍をご紹介しようと思います。


 まずは日本語で書かれたQuicktime書籍と言えば、姉歯康著の「Quicktime GuideBook」でしょう。

 国内のQuicktime関連の唯一の書籍と言っても過言じゃないでしょう。Quicktimeの基本機能がほぼ全て掲載されています。
 が、哀しいかな初版が2002年10月25日。そこから増版されてないことから見ると、如何に需要が無いかがわかりますね(苦笑)。
 QTVR関連の記述はたった10ページ。これじゃぁ何のことか、全然わからないです。


 そこで海外に目を向けてみましょう。するとQTVR発祥の地・アメリカにはやはり専門書籍が出ていました。

 左は初期QTVRのバイブルといわれ、皆が全員これを教科書として練習していたと聞きます。初版は1998年。対象OSは、MacOS7.0以上/Windows95以上とまぁ、とんでもなく昔の話ですね。
 但し基本概念は今でも変わっていないQTVRですから、撮影のコツやステッチ後の光度補正処理(昨今流行のHDRIっぽい話も!)、HTMLへの埋め込みやAPI開発まで様々なTipsが丁寧な解説で記載されています。ボク自身も元々は独学でココまできて、参考になる文献は全てオンライン上からでしたが、こうして書籍を購入して初めてわかることがたくさんありました。

 中は現在出ているQuicktimeリファレンスブックの代表として紹介される書籍です。スタンスは上の「Quicktime GuideBook」に近いでしょう。Quicktimeのバージョンが上がる毎に版を重ね、今は2003年にリリースされた第3版が最新版となっています。どうやら現在、第4版の執筆中のようです。
 総ページ数829Pの分厚い書籍の中身はリンク先の「なか見!検索」の目次でご覧頂けますが、QTVRに関しては「Chapter19 Let's Get Virtual」と題して約50ページに渡って解説されています。
 しかしココで紹介されているのは、やはり概要的な感が否めないです。

 右は「QuickTime for the Web」と同じシリーズですが、こちらはQuicktimeでインタラクティブムービーを作成することに特化して記述しており、当然QTVRのコントロール系統のお話もありますが、10数ページという非常に限られたページ数です。



 Quicktime関連書籍では、我々の欲しい情報が手に入らないことがわかりましたね。
 では手が無いかというとそうでもありません。「パノラマ写真」という視点を変えて調べると、出てきました!

 左がまさに今回ご紹介したい書籍です。ボクも今回ゴッソリ購入して、結局これが一番役に立ちました。
 2004年に出版されたこの書籍は、パノラマ写真の撮影からステッチ、出力方法までの一連の作業の全てについて詳細な解説を記述した、現在の我々QTVRクリエイターが一番欲しい文献では無いでしょうか?
 QTVR雲台の設置の仕方やノーダルポイントの見つけ方、レンズの歪曲や周辺光量の不足の話、現在リリースされている様々な機材やソフトウェアの紹介まで、あらゆる視点で詳しい情報を掲載しています。
 これ1冊で大半の悩みが解決されるのではないかと思われる程、よく出来た書籍です・・・誰か、日本語訳してくれませんかねぇ?(ホンマに!)

 中はデジタルカメラ全般について記述された、総合解説書です。
 実は日本国内では、デジタルカメラについての総合解説書って本当に無いんですよねぇ...ボクが探しきれてないだけですか?
 英語に明るい方なら、持っていて損は無い一冊だと思います(実はこれもボク自身は役に立っています)。

 右はかなり古い本です(1996年ですから)。一応参考として挙げておきました。
 デジタルイメージの入力(ポジスキャンがメインでしょうね)と画像補正のテクニックが多数記述されています。この辺りは日本でも多数出版されていると思います。


 さてQTVRの参考図書としては、あと「写真集」というカテゴリーがあると思うのですが、QTVRをCD-ROMで同梱した書籍って、日本ではリリースされていないと思います(CD-ROM単体はあるんですけどね)。
 そこで、代表的な数冊をご紹介したいと思います。

 上記三冊はロンドンで活躍するフォトグラファーNick Wood氏の写真集ですが、中のパノラマ写真は全て、CD-ROMにQTVRデータとして同梱されています。
 実はこのパリの本に関しては、以前、ノーザンライツの高木さん自身のブログで紹介されてましたね(ボクもその時に初めて知りました)。
 この出版方法は、恐らく日本でも可能だと思われますが如何でしょうか?ボク自身、この観光資源豊かな京都の地に居る間に、何とかしてこの方式の写真集を出すことが出来たら....と考えています。


 他にも幾つかの書籍を今回のリサーチで発見することが出来ました。また日本国内の出版物の中で、写真技術に関する書籍のリサーチはもしかしたら不足してるかもしれません。
 皆さんにもおすすめの書籍がありましたら、どうぞお気軽にご紹介して下さい。こちらでどんどん追記していければと思っております。
 よろしくお願い致します。



<2006/04/30追記>
 いやぁ、まだまだ知らないのがありましたねぇ。

 まずは「パノラマ寫眞貼(Blog版)」のsoooさんのご紹介の書籍から。写真家・野永 伸一氏の作品集3冊です。

 まだ手元に無いですが、ムービー内リンクが充実していて、書籍の付録CD-ROMとは思えない充実ぶりなんだそうですね。早速購入してみたいと思います。(1冊だけにしようか、3冊一気に買おうか、未だ悩み中)


 そして「QuickTime Brewery Blog」の高木さんからのご紹介の書籍。プログラマー御用達出版社・オライリーからの1冊です。

 左の書籍をご紹介いただきました。まさかオライリーでこんな本が出ているとは思いませんでした。(高木さんの話し振りから、QTVR業界ではかなり有名っぽい感じです)QTVR界では有名な方々が作品を提供しているようです。
 そして右は、左の共著の1人・Bertrand Bodin氏の書籍です。ただスペイン語で書かれているようなので、購入しても写真を眺めるだけかもしれませんが(苦笑)。現在品切れのようです。2005年6月発売なので、再入荷されると思いますが...どうでしょう?

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コメント(3)

以前、『槍・穂高360°』野永伸一(グラフィック社 2004年)という写真集を書店の山岳書籍コーナーで見つけて買いました。CD-ROM付きで北アルプスは槍ヶ岳、奥穂高岳周辺のQTVRが収録されています。HotSpotで山頂から山頂(或いは麓)へジャンプできたり、同じ撮影ポイントで季節を変えたりできます。QTVRというよりは写真集と一緒に山岳展望を楽しむ一冊かもしれません。
他にも2冊、360°シリーズ(東京/花景色)が出版されているそうですが僕は見たことがありません。

『Assembling Panoramic Photos: A Designer's Notebook』(O'REILLY刊)もお忘れ無く。有名処が作品を提供しています。レイアウトや造本もセンス良し。

>soooさん江
ご無沙汰してますね。あの「虻」はかなりインパクト...っていうか、違和感ありますね(苦笑
本のご紹介、有り難う御座居ます。調べてみたら今まで3冊シリーズで出てるみたいですね。ちょっと購入してみようと思います。

>高木さん江
ご紹介有り難う御座居ます。オライリーは自主アレルギーがあるので見逃してました...ペーパーバックで安いので、即購入です!
で、野永伸一氏の3冊、高木さんのブログで2004年に紹介されてたんですね!見落としてたぁ...追記で併せてTB打たせてもらいます(苦笑

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