2012/08/19 : 普段着の京都

新梨庇町 地蔵盆 数珠回し

西日本独特の夏の風習に「地蔵盆」があります。お盆の約1週間後の土日を利用して、各町内のお地蔵さんを囲んで子供たちが遊びまわり、厄除けと無病息災を願う小さなお祭りです。他地域では、地蔵盆でおやつを貰った記憶がある方もいらっしゃることでしょう。ボクが育った堺でも、地蔵盆といえば、お地蔵さんの前で配られるおやつを貰いに行く日、ぐらいにしか思っていませんでした。

しかし京都では、とってもディープな...というか、昔さながらの風景が今も残っています。土曜日または日曜日に町内の一番広いところに祭壇を設け、普段は小さな祠に祀られているお地蔵さん(ほとんどが石で出来ています)を移し、その周りで子供も大人もいろんなコトをして楽しみます。ゲーム大会もあれば、おやつが何度も供されます。土曜日の晩は大人も子供も宴会で楽しみます。お盆が各家庭の行事だとすれば、地蔵盆は"お町内"をあげての夏祭りです。

そして、京都独特で、しかも未だに残っている風習が「数珠回し」です。
お地蔵さんを祀っている中、お坊さんを読んでお経を唱えて頂いている間、子供たちが円座になって長い数珠をみんなで繰っていきます。最近は京都の町中でも少子化が進み、数珠回しが出来るほど子供が居なくなってしまい、参加してる人の大多数が高齢者というお町内も多いと聞きます。しかしボクが暮らしている新梨庇町は、最近引っ越してきた方や町内のマンションのご家族の出産ラッシュも重なって、何と数珠回しの子供が溢れかえって順番待ちをするほどに。あまりに多すぎて、円座の内に入って数珠回しをする子供も居るなど、非常に贅沢な光景が繰り広げられています。

小さい子供が円座になって数珠回し...こんな、パノラマ向きな被写体も珍しいですよね。ってことで、今回はそんな京都でも珍しくなった、"子供だけの数珠回し"を"やらせ無し"でご覧いただこうと思います。
とはいえ、状況があまりにリアルなので、撮影会数も多くなく、天面も含めた背景は先撮りしてるなど、非常に面倒な前準備が必要だったため、子供と背景は合成です。今日のお話で、しかも地蔵盆のお手伝いもしなくちゃいけなかったので、合成がかなりアバウトなのは、ご勘弁ください。今度の10月の運動会では、きっちりと再スティッチして合成をしなおした画像を、お子さんが写ってる町内の方にプリントしてお渡しする予定です。こういう記念撮影も、また楽しいですよね!

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