published by Akila Ninomiya (design studio "PENCIL")
今年の祇園祭山鉾巡行の撮影では、どうしても撮りたい山がありました。
それが本日ご紹介する「保昌山(ほうしょうやま)」です。
他の山鉾が、烏丸通よりも西に固まって点在しているのに対して、この保昌山は「東洞院通松原上ル」というヒトツだけポツンと離れた場所にありますんで、宵山の山鉾巡りの時に忘れられることも多いと思いきや、実はあることで非常に人気の高い山なんです。
それはこの山が掲げているご神体にありました。
乗っているのは平井(藤原)保昌。大納言藤原元方の孫という名流貴族の血筋を引きながら、武人に優るとも劣らない武勇を誇った人物として世に知られていたそうです。
そして、保昌が恋する和泉式部のために苦労して紅梅を手折った甲斐あって二人は結ばれ、後に任地の丹後国に下ったと伝えられています。
そんな話にあやかって、この保昌山は今や縁結びのご利益があるということで、若い女性を中心にとっても賑わう山となっています。
ご神体の頭部は明応9年(1500)の作(胴は寛政(1789-1800)頃の作)との謂れが有ります。
前掛けと胴掛けは、山鉾町に住んでいた円山応挙の原画から興した刺繍です。原画は屏風になって今も鉾町に保存されています。
巡行当日の早朝は生憎の小雨模様で、御幣にはビニールがかかってしまっていますが、ご神体や懸装品にはかかっておらず、高所から山の全貌がご覧頂けると思います。紅梅の鮮やかさが眼に眩しい、非常に端整な山です。
来年は宵山にぜひ訪れたいと思います。
<参考>
□ 保昌山
□ 保昌山(ほうしょうやま): 山鉾紹介と巡行図 : 祇園祭 : おこしやす京都 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
□ 祇園祭_保昌山 ほうしょうやま
□ 山鉾の魅力細見 -保昌山-/京都市 下京区役所 総務課
□ Bianchiで行く祗園祭-保昌山:毎日を楽しく♪:So-net blog
□ 京都・祇園祭2009 宵々々山~保昌山~: ねこづらどき
このブログ記事を参照しているブログ一覧:
【祇園祭'09】保昌山 巡行前
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